文法の違いとは? わかりやすく解説

文法の違い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 22:47 UTC 版)

ポルトガル語」の記事における「文法の違い」の解説

現在ブラジルでは使われなくなった親称二人称単数tuが、スペイン語圏で幅広く使われている(コロンビアコスタリカなどを除く。またアルゼンチン中米などではtuかわりにvosを使う地域もある)が、親称二人称複数であるvosotros/-asは中南米では使われず、もっぱらスペインでのみ使われるこのためブラジル・ポルトガル語では活用形事実上4つ(eu、ele/ela、nós、eles/elas)である。これに加えポルトガルのポルトガル語では二人称単数加わり二人称複数事実上ほぼ使われないため、動詞活用形5つである。中南米スペイン語圏で活用形5つ(yo、tú、él/ella/usted、nosotros/-as、ellos/-as)、スペインではこれに加えてvosotros/-asに対応する動詞活用がある。つまり、三つ人称単数複数の計6つ活用形存在する。また近年ブラジル北部南部リオデジャネイロ中心に文法上は正しくないtu用いながら活用形三人称用いるという現象起こっている。また、ポルトガル語では目上の人に対して一般名詞的なo senhor, a senhoraを二人称として用いことがある現在進行形を表す動詞迂言法は、ポルトガルのポルトガル語ではestar a+不定詞(例: estou a cozinhar)で表すが、スペイン語ではブラジル・ポルトガル語同様estar+現在分詞(例: estoy cocinando)の形で表す。ただし、スペイン語では現在形現在進行の意味を表すことが多く、英語ほど多用されない。 ポルトガル語では過去完了単純形となる活用(tivera, tivera, tivéramos, tiveram)は、スペイン語では接続法過去の-ra形となる。スペインではtuviera, tuvieras...とtuviese, tuvieses...(-se形)の両方使われるが、特に中南米では-ra形しか使われないポルトガル語では接続法未来(例: quando vier ao Japão(日本に来る場合には))が頻繁に使われるが、スペイン語では接続法未来古文調の言い回し除いて使われない。 現在では、ブラジルポルトガルでは若年層スペイン語勉強し、またスペイン語圏でも特にパラグアイアルゼンチンウルグアイなどではポルトガル語学習熱が高まっている。英語を習得するよりはるかに楽に習得できると言われている。

※この「文法の違い」の解説は、「ポルトガル語」の解説の一部です。
「文法の違い」を含む「ポルトガル語」の記事については、「ポルトガル語」の概要を参照ください。

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