和漢混交体とは? わかりやすく解説

和漢混淆文

(和漢混交体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/17 10:27 UTC 版)

和漢混淆文(わかんこんこうぶん)は、現在の日本語の表記体系の元となる文体である。和漢混交文ともいう。

概要

平安時代後期に、万葉仮名を崩して生まれた平仮名による和文と、漢文の書き下しである漢文訓読体とが合流して生まれた。これによって漢字を含みながらも和文の持つ自在な表現力を持つ文章が手に入った。

和漢混淆文で書かれた最初期の文学としては『今昔物語集』が特に有名で、その後の代表的な文学としては、『徒然草』や『方丈記』、『平家物語』などが挙げられる。

関連項目


和漢混交体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 14:10 UTC 版)

文語体」の記事における「和漢混交体」の解説

漢文訓読体和文体交えた文体漢文漢語和文大和言葉のみを用いるのに対し漢語大和言葉併用されている。宣命体にはじまる漢字・仮名交じり文完成形『平家物語』などの軍記物代表的

※この「和漢混交体」の解説は、「文語体」の解説の一部です。
「和漢混交体」を含む「文語体」の記事については、「文語体」の概要を参照ください。

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