和漢三才図会に掲載された御鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 19:52 UTC 版)
「鏡餅」の記事における「和漢三才図会に掲載された御鏡」の解説
江戸時代の『和漢三才図会』巻19(正徳2年、1712年成立)には、天武天皇4年(675年)からの習俗として、「しとき餅」の項に「御鏡是也」と解説された祭餅の図がある。これは、稗や黍餅のことで、稗(きび)団子の類。古人は黍や稗を多用したが、江戸時代には鏡に似せて糯米で円形に作るため、俗に御鏡と呼ばれたとある。 なお、「しとき」の語は日本北部のアイヌにも伝わった。アイヌ文化では、黍や粟の団子を「シト」と呼び、タマサイ(女性用の首飾り)のペンダントヘッドに相当する円い金属の板(円鏡)を「シトキ」と呼ぶ。
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