和漢朗詠集私注とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 古典文学作品名 > 和漢朗詠集私注の意味・解説 

和漢朗詠集私注

読み方:ワカンロウエイシュウシチュウ(wakanroueishuushichuu)

分野 注釈書

年代 平安後期

作者 信阿


和漢朗詠集私注

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/19 08:21 UTC 版)

和漢朗詠集私注』(わかんろうえいしゅうしちゅう)は、信阿(別名・信救、覚明)によって著された『和漢朗詠集』の注釈書である。漢文体で注を施している。全六巻。

いくつかの写本の奥書に、応保元年(1161年)とあることから、この頃の成立と考えられる。先行する『和漢朗詠集』の注釈書である『朗詠江注』をわかりやすい形でとりこみ、『和漢朗詠集』全体にわたって句意や語句に注を施しているところに特徴がある。これは『和漢朗詠集私注』が、漢学の初心者向けの注釈書であったことを示している。

参考文献

  • 太田次男「釋信救とその著作について―附・白氏新楽府二種の翻刻―」『斯道文庫論集』第5輯、1967年
  • 『和漢朗詠集私注』新典社、1982年
  • 三木雅博「『和漢朗詠集私注』の方法」『和漢朗詠集とその享受』 勉誠社、1995年
  • 『和漢朗詠集古注釈集成第一巻』大学堂書店、1997年

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「和漢朗詠集私注」の関連用語

和漢朗詠集私注のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



和漢朗詠集私注のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの和漢朗詠集私注 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS