は‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【は行/ハ行】
五十音図の第6行。は・ひ・ふ・へ・ほ。
は行
(ハ行 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/24 09:16 UTC 版)
は行(はぎょう)とは、五十音の第6番目の行を指す。「は行」には「は」、「ひ」、「ふ」、「へ」、「ほ」の仮名が含まれる。どの仮名も子音と母音から成る音節またはモーラを表す。
- ^ 先島方言などで「花」を[pana]などと言うのはこの音が遺るものであるとする。
- ^ 浅川哲也著「知らなかった!日本語の歴史」(東京書籍 2011年8月)p.144より。ハの万葉仮名「波」や「播」の漢字音は、上古音(周~秦代)はpuar、中古音(隋・唐代)はpuaで、ともにp音で始まっている。
- ^ 季刊邪馬台国75号(2002年冬)、76号(2002年春)、77号(2002年9月)、82号(2004年1月)、85号(2004年10月)、87号(2005年1月)の特集「「古事記」の秘密」(著者は安本美典)より。75号の「奈良時代の「ハ」「バ」の音の謎」では、ハの万葉仮名の漢字音がpaではなくpua、バの万葉仮名の漢字音がbaではなくbuaである事から、破裂音ではなく破擦音と推定している。
- ^ 「母」の語は当時、ハ行転呼を経て [ɸawa] のように発音されることが非常に多く、faua はそれを音写したもの。 fafa [ɸaɸa] は現代語につながるものだが、ハ行転呼を免れ語頭以外に [ɸ] を保っているのは例外的で、「父」 titi、「婆」 baba などの影響で「同じ音の2連続」という語形が強く意識されたものであるとされる。
- ^ 例外もある。下記「母」のような例のほか、「かわはぎ」「前フリ」のような複合語、「ひらひら」「へとへと」などの擬声語など。
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