台湾語仮名
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台湾語仮名(たいわんごかな、タイヲァヌギイカナ、臺灣語假名)とは、日本統治時代の台湾で試みられた、台湾語の発音を表記するための仮名を使った振り仮名。台湾語の発音には有気音や鼻母音など、日本語の表記では区別しない発音があり、これらを仮名を使って表せるように考案されたものである。声調は仮名の隣に特殊な記号を付けて示せるようになっている。総督府は台湾各所の発音を調べ、結果として西洋宣教師の影響を受け、いわゆる廈門音を基準にした。
- ^ 一例として、村上嘉英『ニューエクスプレス 台湾語(CD付)』(白水社、2009年2月20日。ISBN 978-4-560-00364-0)にて採用されているカタカナルビは、台湾語仮名をもとに符号字を太字や平仮名で代用したり八声符号を省略するなどの簡略化が行われている。
- ^ Kana Extended-B (The Unicode Standard, Version 14.0)
- 1 台湾語仮名とは
- 2 台湾語仮名の概要
- 3 八声符号
- 4 現代における使用
- 5 関連項目
- 台湾語仮名のページへのリンク