パンくず‐リスト〔‐くづ‐〕【パン×屑リスト】
パンくずリスト
【英】breadcrumbs list, breadcrumbs
パンくずリストとは、Webサイトにおける現在ページの位置を、Webサイトの階層を示すことによってガイドする表示のことである。
パンくずリストは、そのページが従っている上位階層から現在のページまで辿ってゆく形式の案内表示である。階層関係を表示するため「垂直表示」と呼ばれ、現在の階層における並列関係(同じ階層における別のページ群)は表示されない。各階層の表示にはリンクが貼られ、直接移動できるようになっていることが多い。各階層の関係を示す際には、山括弧を用いて、おおむね以下のような表示をする。
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パンくずリストは、ユーザーにとっては、自分がサイト内でどこに位置しているのかが把握しやすくなる上、リンクによってそれぞれの階層表示にジャンプすることができるため、サイト内を巡回しやすいという利点がある。サイトの運営者にとっては、そのウェブページに関連性の高いキーワードを自然に表示することができるため、SEOの一環となるという利点がある。
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パンくずリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 08:21 UTC 版)
パンくずリスト(breadcrumb list)は、ウェブサイト内でのウェブページの位置を、ツリー構造を持ったハイパーリンクの一覧として示すもの。[疑問点 ]パンくずナビ、トピックパス、フットパスとも言う。英語では単に“breadcrumbs”または“breadcrumb navigation”というのが一般的である。
ウェブディレクトリのような大規模なウェブサイト内で、利用者がサイト内での現在位置を見失わないようにし、ナビゲーションを助けるために使われる。「パンくずリスト」という名前は、童話『ヘンゼルとグレーテル』で、主人公が森で迷子にならないように通り道にパンくずを置いていった、というエピソードに由来する。
Curlieディレクトリのカテゴリの例:
種類
パンくずリストには次の3種類がある。
- パス型
- そのページにどういう経路でたどり着いたのかを示す。動的であり、同じページでもたどり着くまでの経路が異なれば、リストも異なる。
- 位置型
- そのページがウェブサイトの階層構造のどこに位置しているかを示す。静的で、たどり着くまでの経路が違っても、同じページであればリストも同一となる。
- 属性型
- そのページがどんな属性で分類されているかを示す。
ユーザビリティ
パス型のパンくずリストについては、ブラウザの機能、すなわち「戻る」ボタンやブラウザの履歴と機能が重複しているとの批判がある[要出典]。
位置型のパンくずリストは、コンテンツが豊富すぎるあまり、単一の分類構造では個別のコンテンツの位置を完全に記述することができなくなるようなサイトでは、必ずしも適当ではない。これは例えばAmazonなど、検索ベースのナビゲーションパラダイムを採用しているサイトに共通して当てはまる。
パンくずリストは垂直方向のナビゲーションであるため、「この階層には他にどんなカテゴリがあるか」といった水平方向のナビゲーションを表現することはできない[1]。
脚注
- パンくずリストのページへのリンク