ジオラマ【(フランス)diorama】
ジオラマ
ジオラマ
ジオラマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 15:12 UTC 版)
ジオラマ(仏:diorama)は、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館展示方法の一つである。
概要
19世紀初頭、フランス人風景画家で後に写真発明家となったルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが、画家ジャック=ルイ・ダヴィッドの弟子シャルル・マリ・プートンと共に、従来のパノラマに代わる新たな投影装置を開発し「Diorama」と名づけたのが最初である。箱の中に風景画と展示物を置き、その箱の一つの面に設けられた窓から中を覗くと、照明などの効果により本当に風景が広がっているかのように錯覚させる見せ物として人気を博し、明治時代に日本でも流行した。
「ジオラマ」は明治時代に入ってきたフランス語由来の外来語であり、国語辞書にも掲載されている一般的な言葉である。
歴史
- 1915年 - イギリスのバロック博物館に、ジオラマが初めて博物館の展示装置として登場した。
- 1932年 - 東京科学博物館にジオラマが初めて博物館展示として登場し、以後、通常の展示装置として用いられるようになった。
- 1999年 - 日本最大のジオラマ (面積415m2、容積4,150m3) で森を再現する鳥取県立氷ノ山自然ふれあい館響の森が開館。
縮尺模型展示
日本では、情景模型とも呼ばれる。プラモデルの作品展示に多いが、模型をより効果的に見せる手段として一般的な展示方法である。模型雑誌によっては、フランス語発音に基づいた「ディオラマ」や、英語発音に基づいた「ダイオラマ」と呼称表記される場合もある。また、小型のものを特にヴィネット(装幀、額装用の小さな絵)と表現する場合もある。
鉄道模型においては、規模の大小や情景の有無に関わらず、模型車両の運転を楽しむものを英語由来の「レイアウト」(Layout)と呼び、小規模で車両走行を主目的としない、飾ること、見せることを主眼に置いて工作密度を高めたものを、「シーナリーセクション」 (Scenery section) と呼び、区別している。これは英語圏および日本で一般的である。日本において、フランス語由来の「ジオラマ」の呼称を使うこともある。
ジオラマモード

デジタルカメラには、撮影モード(アートフィルターモード)に「ジオラマモード(ミニチュアモード)」を含む機種もある。
実際の風景をミニチュアのように写し出すもので、そういった意図的に被写界深度を浅くする技法(ボケ表現)は、本城直季が2006年の写真集「small planet」で体現(大判カメラのアオリを利用)していた[1][2]。
日本国内でジオラマがみられる場所
- 東武ワールドスクウェア 世界遺産のジオラマが展示されている。
- 浜松ジオラマファクトリー NPOはままつ未来会議が運営する博物館
- さかつうギャラリー ジオラマ素材の専門店
- スモールワールズ 東京都江東区にある大型ミニチュアミュージアム
脚注
- ^ 最新デジカメ「ミニチュア(ジオラマ)モード」対決! - ASCII.jp 2010年1月5日
- ^ 佐藤隆夫, 草野勉「ミニチュア効果 -画像のぼけと距離と大きさの知覚-」 『電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review』 2012年 5巻 4号 p.312-319, doi:10.1587/essfr.5.312
関連項目
参考文献
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- シェパード・ペイン「シェパードペインのダイオラマの作り方」株式会社大日本絵画 2007年8月28日発行(ISBN 978-4-7753-0564-5)
- 松岡 寿一「深遠なる甲冑模型の世界」株式会社大日本絵画 2001年3月発行
ジオラマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 08:58 UTC 版)
グリフォンによって壊されてしまった未来の文明を取り戻すためのシステム。ダンジョンや店などでさまざまな素材を集め、その素材を加工してパーツを作り、組み合わせて建物等を配置することで、起源点を復興していく。現代で配置された建物が未来の文明にある程度反映され、本来の歴史を取り戻すことができる。ストーリー上では復興のための条件が設定されているため、ある程度建物の配置は制限されるが、それを考慮しなければ非常に自由度が高い。 基本 起源点となるマップに各種パーツを配置し、復興条件を満たすことで進行する。起源点となるマップには必ずタイムゲートがあり、未来に飛び、作成したジオラマがどのように未来に影響したか確認ができる。例えば、川エリアを15マス配置すると未来に湖が出現したり、煙突パーツのある家に人を住まわせると未来にアイテムショップが出現する。 ジオストーン ダンジョンの各フロアに点在する石。入手するとパーツの作成法や、未来の復興条件などの情報が入手できる。得られる情報は基本的に攻略中の章の起源点の情報のみ。パーツ情報は特殊なパーツを除き、すべてのジオラママップに利用できる。 復興条件と完成度 各起源点には、未来を復興させるための条件があり、それを満たすことで未来に変化が起きる。ダンジョンの特定のフロアは、これらの条件を満たさなければ進めないことがある。最深部にいるボスを倒すことが含まれている復興条件を満たすと次の章へ進むことができる。 復興条件を満たすたびに完成度が上がり、すべて満たして100%にするとイベントが発生し、お礼に貴重なアイテムが入手できる。基本的には100%にしなくてもゲームを進めることは可能。 パーツ マップに配置するもの。地形を無視するような場合を除き、自在に配置・撤去・分解が可能。基本的にはジオラマ用の素材から組み立てる必要があるが、最初からマップに配置されている場合もある。特定のパーツ同士は組み合わせることが可能で、復興条件やサポートキャラクターの移住条件などに影響する。 各種パーツにはポリン数とカルチャーポイント(以下CP)という数値が設定されている。各パーツの合計ポリン数が、各マップに設定された最大ポリン数を超えるとパーツを設置することができなくなる。CPはジオラマの文化レベルを表し、復興条件やサポートキャラクターの移住条件に影響する。
※この「ジオラマ」の解説は、「ダーククロニクル」の解説の一部です。
「ジオラマ」を含む「ダーククロニクル」の記事については、「ダーククロニクル」の概要を参照ください。
「ジオラマ」の例文・使い方・用例・文例
- ジオラマという,透視画を見せる装置
- ジオラマという,透視画の見せ物
- 店の3つの階それぞれに鉄道ジオラマがある。
- アフリカの貧困を理解しやすくするため,アフリカの村のジオラマが展示されている。
- 同館の見どころの1つは国内最大の鉄道模型ジオラマだ。
- 鉄道車両模型およそ450両と人形2万5000体から成る33メートル幅のジオラマを完成させるのに3年かかった。
- このジオラマは東京・大阪間の東海道新幹線とその路線沿いの街やいなかを複製したものだ。
- ジオラマは鉄道業務の典型的な1日を示しており,全24時間を20分で再現している。
- 来場者はまた,名古屋城の忍者や海底の浦(うら)島(しま)太郎など,ジオラマの中の特別なキャラクターを見つけて楽しむこともできる。
- ジオラマ風写真を撮る
- 現在,多くのデジタルカメラにジオラマ風写真を撮るための特殊効果モードがついている。
- ジオラマ風写真の撮影は特に若い女性の間で人気となっている。
- 同館の見どころには新幹線のシミュレーターや国内最大の鉄道模型ジオラマなどがある。
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