建物の配置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 05:43 UTC 版)
「古代ローマの公衆浴場」の記事における「建物の配置」の解説
公衆浴場は基本となる3種類の部屋、カルダリウム(高温浴室)、テピダリウム(微温浴室)、フリギダリウム(冷浴室)を中心として建設されていた。場合によっては、蒸気風呂のスダトリウムやラコニクムがあり、ラコニクムの方が乾燥していて現代のサウナ風呂に近い。 ここでは、右図のポンペイのフォルムに隣接して建っていた浴場の平面図を参照しながら解説する。 建物全体は男性用と女性用それぞれの一連の浴室から構成されている。通りからの入り口は6カ所あり、そのうちの1つ(b)が女性用のやや狭い部分の専用入り口になっている。他の5カ所は男性用の部分の入り口で、そのうち2つ(c と c2)は作業員用の炉に通じる入り口で、残る3つ (a3, a2, a) は浴室部分への入り口となっている。
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