写真の撮影とは? わかりやすく解説

写真の撮影

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 19:34 UTC 版)

写真」の記事における「写真の撮影」の解説

写真撮影しゃしんさつえい、英: Photo shootフォトグラフィ、英: photography)とは、カメラによって静止画スチル写真)を記録する行為のこと。 カメラおよびカメラ・オブスクラ撮影機器である。写真フィルムまたは電子的記録カード記録媒体であるが、ほかの方法とられることもある。たとえば、光学コピー乾式コピー(ゼロコピー)は長期的に使用可能な画像作るが、写真フィルムではなく静電気移動使っているため、電子複写静電複写)という。マン・レイ刊行したレイヨグラフなどのフォトグラム印画紙投影された影でできた画像であり、カメラ用いないスキャナガラス面に直接撮影対象を置くことによって、電子複写を行うことも可能である。 撮影者は記録媒体必要な量の光に露出する目的で、カメラレンズ選択操作できる記録媒体として通常は、写真フィルム固体撮像素子を使う)。 選択操作対象には以下のものなどがあると思われるカメラ操作互いに関係するレンズ種類(単焦点、ズーム・バリフォーカル、一般撮影用高倍率撮影用、ティルト/シフトソフトフォーカスなど) レンズ焦点距離(超広角広角標準望遠、超望遠合焦点(フォーカス合っている点) 絞り値F値シャッター速度 ISO感度 レンズフィルター覆いディフューザー 記録画質など(デジタルカメラにおいて) フィルム面に到達する光の総量露出時間レンズ絞りによって変わる。このうちどちらか変えれば、露出が変わる。(物理的なシャッターがないカメラであっても露光時間シャッター速度表される露光時間が1秒より短い場合通常分子が1の分数表記され、それはカメラシャッター速度設定ダイヤル明記されている場合、秒の逆数表示されている場合が多い。絞りF値表示されているが、これはレンズ明るさ表している。Fは焦点比(focal ratio)のFである。F値ルート2分の1倍になるごとに絞り直径ルート2倍大きくなり、絞り面積は2倍になる。典型的なレンズ刻まれF値は、2.8、4、5.6、8、11162232などであるが、これは数字大きくなるごとに光の量が半分になっていくことを意味する特定の露出シャッター速度絞り値は、さまざまな組み合わせ成立する。たとえば、125分の1秒でF8500分の1秒でF4では同じ量の光が得られる当然ながら、どの組み合わせ選んだかは最終的な仕上がり影響するシャッター速度変化対象カメラ動き(ぶれなど)の反映度合い変える絞り変化被写界深度変える被写界深度焦点前後広がるピントがあっているように見え範囲のことである。たとえば長焦点レンズ望遠レンズ)を絞り開いて使用した場合対象の目には鋭く焦点が合うとき、鼻の頭はピント合って見えないということが起こる。反対に焦点レンズ広角レンズ)を使用し絞りこんで(絞り値大きくして)遠距離焦点合わせて使えば対象の目にも鼻にもピント合って見え写真撮影することは容易である。 長焦点レンズ使用し絞り開いて近距離焦点合わせれば被写界深度極端に浅くなる反対に焦点レンズ使用し絞りこんで(絞り値大きくして)遠距離焦点合わせれば被写界深度極端に深くなる絞り値焦点距離焦点位置が同じでも、レンズF値絞り開放時のF値)によって被写界深度異なる。また、レンズF値が同じでも設計表記実際との差などにより被写界深度異なる。また、十分に小さ絞りを使うとかなり広い範囲ピント合わせることができる。これはパンフォーカス呼ばれる

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