新製車グループ
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「国鉄トラ6000形貨車」の記事における「新製車グループ」の解説
新製車グループは、下記の3種に分類される。下記のほか、7両(トラ9520 - トラ9526)と2両(トラ12180, トラ12181)があるが、前者はトキ66000形のうち戦時形改造車の復元改造車、後者は二車現存車の改番である。 戦前形本グループは、1942年(昭和17年)から翌年にかけて製造された標準形である。3,342両が汽車製造東京支店、日本車輌製造本店・支店、川崎車輛、田中車輛、帝國車輛工業、日立製作所、新潟鐵工所で製造された。番号は、トラ6000 - トラ9519であるが、1943年度製(トラ6600 - トラ9881)の一部が製造途中で戦時形に振り替えられた関係で、欠番がある。 台枠の基本構造は、トム50000形に準じており、中梁と側梁は溝型鋼、床受梁は山型鋼、横梁と軸箱守はプレス鋼板製である。 戦時形本グループは、1943年(昭和18年)から翌年にかけて製造された一部の構造を簡略化した戦時設計車である。設計変更にともない、番号を10000番台とし、トラ10000 - トラ12179の2,180両が戦前形と同じ8社で製造された。 設計変更の要目は、鋼板のプレス成型部品を既製の溝型鋼や山型鋼の加工品で置き換えることにあり、目的が厚鋼板の入手難対策であったのか、工数削減であったのかは不明である。また、床板については、木材の払底を考慮し、従来の250mm幅のものに代えて200mm幅のものを使用した。車体の塗装も基本的に省略されたが、標記のペンキが溶出することから、一部的に塗装をした車両もあった。 戦後形本グループは、1954年(昭和29年)に製造されたもので、600両(トラ12183 - トラ12782)が、日本車輌製造本店・支店、川崎車輛、協三工業、鉄道車輛工業、富士車輌、ナニワ工機、新木南車輛で製造された。戦中戦後の酷使による疲弊からの更新修繕や、後述のトキ66000形からの復元が一段落したことから、戦後初の二軸無蓋車の新製車として製造されたものである。 構造的には戦前形のものに戻されたが、床板は戦時形と同様の200mm幅であった。軸箱守も強度向上のため設計変更されている。
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新製車グループ(モハ150・151)
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「三岐鉄道モハ150形電車」の記事における「新製車グループ(モハ150・151)」の解説
1972年(昭和47年)3月にモハ150が、翌1973年(昭和48年)5月にはモハ151が、それぞれ西武所沢工場で新製された。
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