トラ23000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:15 UTC 版)
「国鉄トラ20000形貨車」の記事における「トラ23000形」の解説
トラ23000形は、1956年(昭和31年)に実施された更新修繕にともない、トム25000形に改造されなかった新製車183両と本格改造車148両の計331両をトラ23000形(トラ23000 - トラ23344。欠番14両あり)に形式変更したものである。番号は、新製車グループがトラ23000 - トラ23182、本格改造車グループがトラ23183 - トラ23344で、同時に通常貨物の場合は15トン積み、特定重量貨物の場合は17トン積みとする複数荷重制度の対象となり、「コトラ」の標記がなされた。 本形式は、1964年(昭和39年)から1965年(昭和40年)度にかけて、197両が木材チップ用物資別適合貨車トラ90000形(トラ90000 - トラ90196)に改造されて大きく数を減らし、1968年度末にはわずか15両が在籍するのみとなり、1970年度に形式消滅した。末期は「ロ」車として北海道内封じ込めであったと思われる。トラ90000形となったものも、1968年10月ダイヤ改正で高速化不適格とされ、トラ190000形に改称のうえ北海道内に封じ込められ、1974年(昭和49年)度に全廃となった。
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