トム25000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:15 UTC 版)
「国鉄トラ20000形貨車」の記事における「トム25000形」の解説
トム25000形は、トラ20000形新製車のうち100両を、1956年(昭和31年)に実施された更新修繕の際、あおり戸と妻板の高さを低くして、15トン積みに減トン改造を行ったものである。番号はトム25000 - トム25099。そもそもトラ20000形は、トムの台枠はそのままに、あおり戸と妻板のかさ上げを行ったものであり、17トン積みのトラとしては台枠構造は脆弱である。その台枠の負担軽減がこの改造の理由と推定される。あおり戸高さは850mm、妻板高さは1,150mm、荷台内法の長さは7,200mm、幅は2,500mm、床面積18.0m2、容積は39.6m3である。下回りは、トラ時代と変更はない。 1965年(昭和40年)度から廃車が始まり、1968年(昭和43年)度末には9両が在籍していた。1968年(昭和43年)10月1日国鉄ダイヤ改正では高速化不適格車とされ、「ロ」車として北海道内に封じ込められた。形式消滅は、1970年(昭和45年)度である。
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