ぶんかい‐のう【分解能】
分解能 resolving power
分解能
分解能
分解能 [resolution]
分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/29 18:46 UTC 版)
分解能(ぶんかいのう、Optical resolution)は、装置などで対象を測定または識別できる能力。顕微鏡、望遠鏡、回折格子などにおける能力の指標のひとつである。
光学顕微鏡における定義
光学顕微鏡での分解能は、2点分解能をもって定義される。非干渉性で直進並行光の理想光源が照射されている事を前提とした上で、目視の分解能を出すためには550nm(緑色光)で計算しレイリーとアッベの定義に従うとされるが、照明光の開口数によって分解能に違いが出る[1]。
レイリー(Rayleigh)の分解能 (レーリーの基準)
レイリーの定義における2つの点光源の分解能δは、光の波長をλ、対物レンズの開口数をNA、物体と対物レンズの間の媒質の屈折率をn、物体から対物レンズに入射する光線の光軸に対する最大角度をθとしたとき、
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望遠鏡における定義
2点を見分ける最小の角度で定義される。例えば2重星など2つの点光源の分解能
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分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 15:59 UTC 版)
「アナログ-デジタル変換回路」の記事における「分解能」の解説
測定可能な最大値(または最大値と最小値の幅、フルスケール)が、離散化の最小単位でみていくつになるかを表したもので、通常は2進数の桁数(すなわちビット)で表示する。ただしデジタル電圧計など目読する場合は10進数の桁数などで表す。いわば表示可能桁数であるが、他の要因の誤差があるので必ずしも有効桁数とは言えない。
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分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 16:45 UTC 版)
膜電位感受性色素を用いた電位変化の光学的測定で、時間分解能は電位変化に対する色素の応答時間と測定システムの時間分解能の2つの因子に依存する。色素の応答時間については先にもふれたが、merocyanine系色素の場合、時定数は2.0~5.0 秒であり、また、測定システムの分解時間は0.1-1.0m秒である。空間分解能では二次元分解能と三次元分解能の問題がある。・二次元分解能は顕微鏡の分解能、すなわち倍率と開口数に依存する。しかし、高倍率にして解像力を上げると、S/Nが小さくなるという問題が生じてくる。これは、detectorがうける背景光強度が小さくなるためで、S/Nは背景光の平方根に反比例する。これが、二次元分解能を制約する因子になる。さらに、組織の散乱光が空間分解能に影響を与えることも指摘されている (Orbach, et al, 1985 ; London, et al, 1987)。・三次元分解能は現在の光学的測定で困難性として最も大きいものであり、これが光学測定の適用範囲を規定している大きな要因の1つにもなっている。・さらに、組織のどれくらいの深さまでの信号を検出できるかという問題がある。これは、組織の光学的不透明度 (opacity) あるいは光学密度 (optical density) の大きさや色素の組織内への拡散の度合いによる。
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分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 00:00 UTC 版)
一般に、高磁場のもの程、高い空間分解能を持っている。例えばミネソタ大学(米国)の7テスラの装置を使ったデータでは、脳組織の信号よりも、表在静脈の信号が強く検出されることが示されている。理化学研究所の脳科学総合研究センターから、4テスラの装置を使った1mm未満の空間分解能の可能性を指摘する活脳図の報告もある。また、神経活動が開始した後、明瞭な信号の時間変化が始まるまでに1〜3秒程度かかることが報告されている。すなわち、血液が毛細血管通過時間をすぎ、静脈相の時間帯でより信号変化が起こるので、神経活動とほぼ同時におこる酸素交換反応を高い時間分解能で得るのは難しいとされている。
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分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 05:36 UTC 版)
質量分析計がどれだけ近い m/z 値を持つ2つのピークを十分に分離できるか、ということを示す値に分解能 R がある。R が大きいほど小さな質量差のピークを分離して検出することができる。高分解能の装置を用いれば、一酸化炭素(CO、質量27.9949)、窒素分子(N2、質量28.0061)、エチレン(C2H4、分子量28.0313)も別個の質量を持った分子として観測できる。小数点以下4桁以上の精度で得られたマススペクトルは高分解能質量分析スペクトル(HRMS、ハイマス、ミリマス)と呼ばれ、化合物の同定に用いられる。
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「分解能」の例文・使い方・用例・文例
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