ヨウ素酸水銀
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ヨウ素酸水銀(ヨウそさんすいぎん、英 mercury iodate)は水銀のヨウ素酸塩で、一価と二価のものが知られている。
ヨウ素酸水銀(I)
ヨウ素酸水銀(I) mercury(I) iodate |
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別称
ヨウ素酸第一水銀
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特性 | |
化学式 | Hg2(IO3)2 |
モル質量 | 751.04 |
外観 | 白色の粉末 |
沸点 | 250℃付近で昇華 |
水への溶解度 | 0.06g/l, 14℃ |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硝酸水銀(I)溶液にヨウ素酸を加え、沈殿物を得る。希塩酸に可溶だが、低温の硝酸やヨウ素酸塩溶液には不溶。アンモニア水で分解し、ヨウ素酸水銀アミドを生じる。
ヨウ素酸水銀(II)
ヨウ素酸水銀(II) mercury(II) iodate |
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別称
ヨウ素酸第二水銀
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特性 | |
化学式 | Hg(IO3)2 |
モル質量 | 550.43 |
外観 | 白色粉末 |
水への溶解度 | (難溶) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硝酸水銀(II)溶液にヨウ素酸ナトリウムを加え、沈殿物を得る。無機酸、塩化アンモニウムおよびハロゲン化アルカリに可溶。有毒。
参考文献
松岡敬一郎『ヨウ素綜説(第二版)』霞ヶ関出版、1992年。ISBN 9784760301355。
ヨウ素酸水銀(I)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/11/23 13:22 UTC 版)
ヨウ素酸水銀(I)mercury(I) iodate別称 ヨウ素酸第一水銀 識別情報CAS登録番号 特性化学式 Hg2(IO3)2 モル質量 751.04 外観 白色の粉末 沸点 250℃付近で昇華 水への溶解度 0.06g/l, 14℃ 特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。 硝酸水銀(I)溶液にヨウ素酸を加え、沈殿物を得る。希塩酸に可溶だが、低温の硝酸やヨウ素酸塩溶液には不溶。アンモニア水で分解し、ヨウ素酸水銀アミドを生じる。
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