セレン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 02:18 UTC 版)
セレン酸 | |
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セレン酸 |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 7783-08-6 |
RTECS番号 | VS6575000 |
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特性 | |
化学式 | H2SeO4 |
モル質量 | 144.9734 g mol-1 |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 2.951 g cm-3 (15℃) |
融点 | 58 ℃ |
沸点 | 260 ℃(分解) |
水への溶解度 | 1300 g/100 mL ( 30℃) |
酸解離定数 pKa | -, 1.70 |
屈折率 (nD) | 1.5174 (D-line, 20℃) |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-530.1 kJ mol-1[1] |
危険性 | |
EU分類 | 有毒 (T) 環境への危険性 (N) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R23/25, R33, R50/53 |
Sフレーズ | (S1/2), S20/21, S28, S45, S60, S61 |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 過臭素酸;ヒ酸;ゲルマニウム酸 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
セレン酸(セレンさん、selenic acid)は化学式H2SeO4で表されるセレンのオキソ酸の一種である。セレンを中心に4つの酸素原子が結合している。原子価殻電子対反発則により四面体構造を取ると予測される通り硫酸およびその塩と同型であることが確認されている。ガラスの脱色に用いる。セレン酸およびセレン酸塩は医薬用外毒物の指定を受ける。
合成
セレン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:15 UTC 版)
強力な酸化作用を有する熱濃セレン酸にも溶解する。さらに酸素の存在下でシアン化物の水溶液に錯体を形成して溶解する。この反応は金鉱石から金を抽出するために応用されている。
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