クロトン酸
クロトン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/25 20:58 UTC 版)
クロトン酸 | |
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(E)-but-2-enoic acid |
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別称
trans-2-butenoic acid
beta-methylacrylic acid 3-methylacrylic acid (E)-2-butenoic acid |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 107-93-7 |
PubChem | 637090 |
ChemSpider | 552744 ![]() |
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特性 | |
化学式 | C4H6O2 |
モル質量 | 86.09 g/mol |
密度 | 1.02 g/cm3 |
融点 | 70–73 °C |
沸点 | 185–189 °C |
テトラヒドロフラン、エタノール、メタノールへの溶解度 | テトラヒドロフラン8.09 M、エタノール6.15 M、メタノール7.62 M [1] |
酸解離定数 pKa | 4.69 [2] |
危険性 | |
MSDS | SIRI.org |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
クロトン酸(クロトンさん、crotonic acid)は、炭素数4のモノ不飽和脂肪酸のひとつ。C-2位にトランス型の二重結合を持つ。ハズ油の主成分で、名称もハズ属 Croton に因む。工業的にはクロトンアルデヒドの酸化によって合成する。
同じ化学式で、シス型の二重結合をもつ幾何異性体はイソクロトン酸 (isocrotonic acid) と呼ばれる。イソクロトン酸は蒸留によって単離できる安定な物質であるが、熱や光、酸などによってクロトン酸へと異性化する[3]。
出典
- ^ Solubility of crotonic acid in non-aqueous solvents
- ^ Dawson, R. M. C., et al., Data for Biochemical Research, Oxford, Clarendon Press, 1959.
- ^ Rappe, C. (1973), “cis-α,β-Unsaturated acids: isocrotonic acid”, Org. Synth. 53: 123; Coll. Vol. 6: 711.
関連項目
クロトン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 06:10 UTC 版)
クロトン酸(クロトンさん、crotonic acid)は、ハズ油に含まれる炭素数4のtrans-2-モノ不飽和脂肪酸である。C3H5CO2H、IUPAC組織名 (E)-but-2-enoic acid、trans-but-2-enoic acid、数値表現 4:1, n-1、分子量86.09、融点72-74℃、沸点180-181℃、比重1.027。CAS登録番号 107-93-7。
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