アンゲリカ酸
分子式: | C5H8O2 |
その他の名称: | アンゲリカ酸、アンゲリカ種油、ジメチルアクリル酸、Angelic acid、Angelica seed oil、Dimethylacrylic acid、α,β-Dimethyl-cis-acrylic acid、α,β-ジメチル-cis-アクリル酸、cis-Dimethylacrylic acid、cis-ジメチルアクリル酸、(Z)-2-Methyl-2-butenoic acid、アンジェリカ酸、2-Methylisocrotonic acid、(2Z)-2-Methyl-2-butenoic acid |
体系名: | (2Z)-2-メチル-2-ブテン酸、2-メチルイソクロトン酸、(Z)-2-メチル-2-ブテン酸 |
アンゲリカ酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/25 21:00 UTC 版)
アンゲリカ酸 | |
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(Z)-2-methylbut-2-enoic acid |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 565-63-9 |
PubChem | 643915 |
ChemSpider | 559009 ![]() |
ChEMBL | CHEMBL55941 ![]() |
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特性 | |
化学式 | C5H8O2 |
モル質量 | 100.12 g mol−1 |
融点 | 45.5 °C, 319 K, 114 °F |
沸点 | 185 °C, 458 K, 365 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アンゲリカ酸(アンゲリカさん、Angelic acid)、アンゼリカ酸は不飽和カルボン酸の一種である。IUPAC名は (Z)-2-メチルブタ-2-エン酸 (Z)-2-methylbut-2-enoic acid。セイヨウトウキ(アンゼリカ、学名 Angelica archangelica)の根から、ルートヴィヒ・ブフナー (Ludwig Andreas Buchner) によって1842年に発見された[1]。そのほかセリ科の植物などに含まれる。
カルボキシル基の隣に炭素-炭素二重結合を持ち、チグリン酸のシス・トランス異性体である。揮発性がある無色の結晶で、刺激性のある酸味とにおいを持つ。以前は鎮静剤として用いられていた。
参考文献
- ^ Buchner, L. A. (1842). "Ueber eine eigenthümliche flüchtige Säure aus der Angelicawurzel: Eine briefliche Mittheilung". Justus Liebigs Ann. Chem. 42: 226–233. doi:10.1002/jlac.18420420211.
関連項目
アンゲリカ酸と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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