クロトン酸エチル
クロトン酸エチル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2015/02/08 07:30 UTC 版)
| クロトン酸エチル Ethyl crotonate[1] |
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別称
Ethyl trans-2-butanoate
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 623-70-1, 10544-63-5[2] |
| 特性 | |
| 化学式 | C6H10O2 |
| モル質量 | 114.14 g mol−1 |
| 外観 | 無色の液体 |
| 匂い | 果実香 |
| 沸点 | 138 °C, 411 K, 280 °F |
| 水への溶解度 | 不溶 |
| 有機溶媒への溶解度 | エーテル、アルコールに混和 |
| 危険性 | |
| 引火点 | 39℃ |
| 半数致死量 LD50 | 3000mg/kg（ラット、経口）） |
| 関連する物質 | |
| 関連する異性体 | C6H10O2を参照 |
| 関連物質 | クロトン酸メチル 酪酸エチル |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
クロトン酸エチル（英: Ethyl crotonate）はクロトン酸のエステルの一種であり、キャラメル様のフルーツ香をもつ無色の液体である。
用途
イチゴやパイナップルなどのフルーツ系香料に少量用いられる[2]ほか、有機合成化学の原料となる[3]。
安全性
日本の消防法では危険物第4類・第2石油類（非水溶性）に分類される[1]。光により変質する[3]。
脚注
参考文献
- 印藤元一 『合成香料 化学と商品知識』 化学工業日報社、1996年、828頁。ISBN 4-87326-206-2。
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