フッ化マグネシウムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 無機化合物 > フッ化マグネシウムの意味・解説 

フッ化マグネシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 02:55 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
フッ化マグネシウム[1]
識別情報
CAS登録番号 7783-40-6 
PubChem 24546
ChemSpider 22952 
RTECS番号 OM3325000
特性
化学式 MgF2
モル質量 62.3018 g/mol
外観 正方晶
密度 3.148 g/cm3
融点

1263 °C [1]

沸点

2260 °C (分解)

への溶解度 0.013 g/100 mL
溶解度平衡 Ksp 5.16·10-11
溶解度 硝酸に溶ける
エタノールには溶けない
屈折率 (nD) 1.37397
構造
結晶構造 ルチル型 (正方晶)
空間群 P42/mnm, No. 136
熱化学
標準生成熱 ΔfHo -1124.2 kJ·mol-1
標準モルエントロピー So 57.2 J·mol-1·K-1
標準定圧モル比熱, Cpo 61.6 J·mol-1·K-1
危険性
Rフレーズ R20, R22
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フッ化マグネシウム(フッかマグネシウム、magnesium fluoride)は、組成式 MgF2 で表される無機化合物の一種。白色の結晶性粉末で、式量は 62.30。CAS登録番号は [7783-40-6]。

密度は3.15g/cm3。融点は1248°C、沸点は2260°Cである。水への溶解度は8.7mg/100g (18°C)。

単結晶では0.11–7.5μmの透過波長領域をもち、紫外域での偏向素子として用いられる。また、超低屈折率光学膜材料として光学ガラス蒸着して反射防止膜に用いられる。

天然にはセッラ石英語版として産出するが希産鉱物である。

用途

脚注

  1. ^ a b Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, FL: CRC Press, pp. 4–67; 1363, ISBN 0849305942 




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フッ化マグネシウム」の関連用語

フッ化マグネシウムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フッ化マグネシウムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフッ化マグネシウム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS