構造・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/17 15:51 UTC 版)
荒地の上をブレード(直訳では刀(かたな)の刃:土工板、排土板)と呼ばれる形をした地ならし用器具を吊って引きずることで整地をおこなうものがグレーダーで、グレーダーを自走式としてブレードを前後車軸間に吊り下げたものがモータグレーダーとなる。 通常、エンジン部や操作キャビンなど主要な機能は四輪二軸の車体として後部に置かれ、前方にブームと呼ばれる長い柄(フレーム)を渡し、先端に操舵兼用の一軸を設けた六輪車とする構成で、ブームに整地用ブレードが吊り下げられる。車輪の上下運動がブレードに伝わりにくく、ブルドーザーに比べてより滑らかに整地できる。ブレードは廃土・廃雪を片側に寄せる形で、斜めにして用いられる。モーターグレーダーの性能はブレードの幅(とそれに見合ったエンジン出力)でクラスが表される。 操舵は丸ハンドルで、その横にあるレバーを操作してブレードの高さや傾きを調節し、作業を行う。なお、斜めになったブレード反力で進路が変わらないよう、リーニング装置と呼ばれる前輪を前後から見て左右に傾ける(キャンバーをつける)装置があり、エンジン部と前輪をつなぐフレームも左右に曲がる関節状となっている。これにより、前輪のぶれやブレードの不必要な動きを防ぎ、安定した「ならし作業」が行える。運転室は開放式のものと密閉式のものがある。 また、ブレード以外の作業用アタッチメントとして、スノープラウ、リッパー(巨大な熊手状の爪)や、スカリファイアー(破砕機)がある。スノープラウは前部、他はいずれも車体中央もしくは後部に取り付けられる。
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構造・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 02:48 UTC 版)
ガラスに、屈折率に差異(大小)のある物質を厚さ「λ(波長)/4」で交互・多層に真空蒸着させた反射鏡。蒸着膜の材料は「二酸化チタン(TiO2 )と二酸化ケイ素(SiO2 )の組み合わせ」「五酸化タンタル(Ta2 O5 )と二酸化ケイ素(SiO2 )の組み合わせ」「硫化亜鉛(ZnS)とフッ化マグネシウム(MgF2 )の組み合わせ」などが用いられている。 可視光を反射し、赤外線(熱線)を透過させる特徴を持つ。
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構造・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/02 04:28 UTC 版)
通常の4ストロークレシプロエンジンの給排気バルブにはキノコ型のポペットバルブが用いられるが、本方式ではこれを用いない。 吸気ポートと排気ポートをシリンダ側面に開け、シリンダ外部を二重構造とする。ここに、やはり吸排気口を開けた筒状の「スリーブ」を挿入する。片方をクランクシャフトに同調させるかたちで、上下もしくは円周(回転)方向に往復させて、ポートを開閉する。 ポペットバルブよりも吸排気抵抗が小さく、燃焼室形状の自由度が高いこと、また動弁系の打音が無く、静粛性が高いことが長所である。 しかし実際は熱で膨張、変形するシリンダ部でスリーブを摺動させることは困難を伴う。高速になればなるほど、大きな部品であるスリーブには慣性が働いて無用の抵抗となり、高回転を阻む。またスリーブ内外の広い面積で摩擦が増大するため潤滑が困難となり、多量のエンジンオイルを消費することになる。スリーブバルブエンジン車は、このオイルの燃焼による白煙を排出することが多かった。 加えて、スリーブを駆動する機構は、ポペットバルブエンジンの動弁機構より遙かに複雑となり、スリーブの材質や加工精度にも非常に高いものが要求された。従って普遍的な方式とはならず、ポペットバルブエンジンの進歩と反比例するかたちで、第二次世界大戦以前(航空機用は同大戦の終結と同時)に廃れることになった。
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構造・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 21:23 UTC 版)
ISO(国際標準化機構)規格を満たす貨物用コンテナ(いわゆる海上コンテナ)の移動運搬を行うために開発された機械であるが、フォークリフトやトップリフターのような垂直伸縮マストは有さず、油圧式クレーン車と同様な起伏および伸縮可能な箱型ブームを具備し、ブーム先端に取り付けた回転可能なスプレッダー装置をコンテナ天板四隅のツイストロックホールと嵌合させてコンテナを吊り上げる。車両そのものはクレーン車、特に油圧式ホイールクレーンに酷似した構造であるが、走行機体に対してブームは起伏するのみであり水平旋回する構造は有していない。 運転席前方に垂直マストがないので、前方視界が非常に良好でありフォークリフトやトップリフターよりも作業性と安全性に優れている。また、リーチスタッカーの伸縮ブームはフォークリフトやトップリフターに具備されているマストよりも軽量なので、機体(車体)重量が同じフォークリフトやトップリフターよりも許容荷重が大きい トップリフターもリーチスタッカー同様にスプレッダーを使って上からコンテナを嵌合して吊り上げるが、トップリフターのスプレッダーは上下方向にのみ可動する。これに対してリーチスタッカーのスプレッダーはブーム先端に取り付けられていて、このブームを伸縮および起伏(前後に倒したり起こすこと)することができるため、車両を動かさなくてもスプレッダーそのものの位置を上下・前後方向に移動させることができる。また、リーチスタッカー機体とコンテナの間に障害物がある状況では、その障害物の頭越しにブームを延ばしてコンテナを吊り上げることもできる。フォークリフトやトップリフターはマストがコンテナ側面に接していないとコンテナを上昇させられないので、貨物がコンテナ幅よりはみ出している状態では荷役不可能であるが、リーチスタッカーでは機体から離して吊り上げるので、特殊寸法のコンテナや貨物がコンテナよりはみ出している状態でも荷役可能である。 スプレッダーは運転席からの操作で幅を可変できる機能を有しており、日本を含めて世界的に20ft~40ft(フィート)のISOコンテナに対応可能なスプレッダーが多用されている。また、スプレッダーは運転席からの操作で水平回転する機能も有しているので、コンテナの正面、横、斜め等如何なる方向から接近しても吊り上げることが可能である。 日本では例がないが、日本以外ではスプレッダー以外に、平爪(フォーク)、バルクバケット、通常のクレーン用フック、人が搭乗できるゴンドラなどを取り付けて建設工事や重量物の組立・据付・移設工事のほか、映画などの撮影や鉄道車両工場などでも利用されている。また、許容荷重が100トンを超える機体も製造されている。
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構造・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:45 UTC 版)
「メタルハライドランプ」の記事における「構造・特徴」の解説
一般にハロゲン化金属にはヨウ化ナトリウムやヨウ化スカンジウムが用いられる。基本的な構造は水銀灯と同一であるため、水銀灯の一種とみなすこともある。 金属元素の電子遷移による発光を利用し、水銀灯の演色性を改善したもの。封入するハロゲン化合物の種類・比率により色温度を調整することができるため、水銀灯やナトリウムランプ等ほかのHIDランプよりも演色性に優れている。ランプ寿命期において青緑色に変色発光をするため、「緑色信号灯と誤認しやすい」という理由で、近年では道路照明灯への採用を敬遠する省庁が多い。 金属の単体は高温・高圧下では発光管の素材である石英ガラスと化学反応を起こすため、反応しにくいハロゲン化合物が用いられる。発光管内には始動補助用にアルゴンガスやネオンガス、蒸気圧の調整のために水銀も封入されている。 発光管の素材として浸食されやすい石英ガラスの替わりに透光性セラミックが用いられるものがあり、その場合はセラミックメタルハライドランプと呼ぶ。高圧ナトリウムランプほどではないが、従来のメタルハライドランプよりも優れた省電力・長寿命を実現しており、寿命期の変色発光についても改善されているため、再び道路照明灯への採用も期待されている。 水銀灯同様、電源には専用の安定器が必要であるが、水銀灯用の安定器が使用できるように調整した製品が多いため、水銀灯の代替製品として使用されることが多い。
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