構造・物理量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 15:30 UTC 版)
アンドロメダ座R星は、他のミラ型星と同様に、漸近巨星枝(AGB)星である。AGB星は、主に炭素と酸素からなる核と、外層大気の間に、ヘリウムが燃焼する殻がある。内部ではs過程による元素合成が起こり、汲み上げ効果によって生成された元素が表面に浮上することで、特異な組成を示すAGB星が現れる。AGB星は基本的に、低温で光度が高い赤色巨星で、アンドロメダ座R星の場合、典型的な有効温度が2,600K、光度が太陽の6,300倍と推定される。質量は太陽と同程度だが、半径は太陽の400倍以上に膨張しているとみられる。
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