火力発電所の緊急設置電源について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:16 UTC 版)
「東日本大震災による電力危機」の記事における「火力発電所の緊急設置電源について」の解説
納期・据付期間等の工程面に合致する製品が市場にほとんどないこと、設置に必要なインフラ制約(電力系統、敷地、燃料設備)があるのが現状。 東北電力、東京電力による緊急設置電源は、災害復旧のため環境影響評価法を免除された。 緊急設置電源一覧運営会社発電所名号機出力燃料運転開始年月日備考北海道電力 苫小牧発電所 2〜83号機(DE) 7.438万kW 軽油 2012年7月16日 複数機種構成。2017年10月廃止。 南早来発電所 7.416万kW 軽油 南早来変電所構内に設置。2018年3月廃止。 東北電力 八戸火力発電所 5号機(GT) 27.4万kW 軽油 2012年7月2日 2014年8月6日CC方式へ移行、通常電源化(+12万kW)。 能代火力発電所 (計40台) 8万kW NAS電池 不具合により2012年3月30日計画中止 秋田火力発電所 5号機(GT) 33.3万kW 軽油 2012年6月22日 新潟火力発電所 6号機(GT) 3.4万kW 天然ガス 2012年1月31日 2015年3月21日廃止 東新潟火力発電所 港3-1、2号(GT) 5.38万kW 軽油 2011年8月26日 2015年3月21日廃止 5号機(GT) 33.9万kW LNG 2012年6月21日 東京電力 常陸那珂火力発電所 1、2号GT 5.14万kW 軽油 2011年7月19日 2012年3月31日廃止 1〜183号DE 20.183万kW 1〜64号:2011年7月29日65〜183号:2011年7月28日 複数機種構成。2012年3月31日廃止 鹿島火力発電所 7-1〜3号(GT) 80.4万kW 都市ガス 7-1号:2012年7月12日7-2号:2012年6月29日7-3号:2012年7月19日 2014年6月18日CC方式へ移行、通常電源化(+45.6万kW)。 千葉火力発電所 3-1〜3号(GT) 100.2万kW LNG 3-1号:2011年8月28日3-2号:2011年9月9日3-3号:2012年7月10日 2014年7月31日CC方式へ移行、通常電源化(+49.8万kW)。 姉崎火力発電所 1〜4号DE 0.56万kW 軽油 2011年4月27日 韓国現代重工業から無償提供。2015年3月廃止 袖ケ浦火力発電所 1-1〜102号GE 11.22万kW LNG 2011年7月12日 GE=ガスエンジン。2013年3月31日廃止 大井火力発電所 1号GT 12.8万kW 都市ガス 2011年8月15日 タイ発電公社(EGAT)から無償貸与。2014年4月1日廃止 2号GT 8.1万kW 2011年9月22日 2015年3月廃止 川崎火力発電所 1号GT 12.8万kW LNG 2011年8月10日 タイ発電公社(EGAT)から無償貸与。2014年4月1日廃止 横須賀火力発電所 3-1〜3号GT 7.59万kW 軽油 2011年8月2日 2013年3月31日廃止 5-1〜4号GT 10.21万kW 2011年8月2日 複数機種構成。2013年5月10日廃止 6-1〜6号GT 15.16万kW 6-1〜5号:2011年8月2日6-6号:2011年6月30日 複数機種構成。2013年5月10日廃止 関西電力 姫路第一発電所 1号GT 3.27万kW LNG 2012年8月8日 2号GT 3.27万kW 2012年8月13日 九州電力 豊前発電所 1〜3号DE 0.36万kW 軽油 2012年7月18日 2017年度廃止
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