ナノマテリアル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 15:06 UTC 版)
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ナノマテリアル(英語: Nanomaterial)とは粒径が100nm以下の大きさの素材[1]。より詳細には『非結合状態、または強凝集体(アグリゲート)または弱凝集体(アグロメレート)であり、個数濃度のサイズ分布で50%以上の粒子について1つ以上の外径が1 nmから100 nmのサイズ範囲である粒子を含む、自然の、または偶然にできた、または製造された材料(マテリアル)』とも定義される[2]。
概要
一部の物質では粒径が小さくなることで同じ物質でもバルク状の場合とは異なる機能が発現する事が知られる。酸化チタンや酸化亜鉛のような半導体としての性質を持つ素材をコロイド状に分散させて機能を利用する。
種類
酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、カーボンブラック、酸化亜鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、フラーレン等
用途
化粧品、触媒、量子ドット、造影剤、ドラッグデリバリー、電子デバイス接合配線材等多岐に渡る[3]。また、ゴム、樹脂、紙、インキ、塗料、シーラントといった種々の材料にフィラーとして混錬され、様々な物性を発現する。
安全性
バルク状の場合には問題が無いとされている物質でもナノ粒子ではまだ未解明な部分がある[1][4]。
関連項目
脚注
- ^ a b ナノマテリアルについて
- ^ European Commission (2011). “COMMISSION RECOMMENDATION of 18 October 2011 on the definition of nanomaterial”. Official Journal of the European Union L275: 38.
- ^ ナノマテリアル情報収集・発信プログラム
- ^ ナノ物質の管理に関する検討について
参考文献
- 小泉光恵, et al. "ナノマテリアルの最新技術." シーエムシー (2001).
- 千葉晶彦. "「材料科学の課題と展望~ ナノマテリアル・環境材料を中心として~」 生体用 Co 基合金の高機能化." まてりあ 46.3 (2007): 194-197.
- 平尾一之. "ナノマテリアル最前線." 化学 同 人 (2002).
- 吉岡靖雄, 吉川友章, 堤康央. "ナノマテリアルの安全確保に向けた Nano‐Safety Science 研究." 日本衛生学雑誌 65.4 (2010): 487-492.
- 厚生労働省. "ナノマテリアルに対するばく露防止等のための予防的対応について." 労働基準局長通知 [基発第 0331013 号) 3 (2009): 312.
- 国武豊喜監, 下村政嗣, 山口智彦. "自己組織化ナノマテリアル." (2007).
- 甲田茂樹. "ナノマテリアル取扱いと労働衛生の課題." (2009): 13-15.
- 笠井均, 中西八郎. "ナノマテリアルハンドブック." NTS (2005): 590.
資料
ナノマテリアル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:33 UTC 版)
「蒼き鋼のアルペジオ」の記事における「ナノマテリアル」の解説
“霧”が使用する、人類にとっては未知の物質。“霧”の艦艇の船体やメンタルモデルなどの実体は全て中枢ユニットであるユニオンコアがこれらをコントロールすることで構成されており、情報さえあれば生物の内部構造まで含めたありとあらゆる存在を本物と寸分違わず再現することすら可能となる。
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