そうりゅう型潜水艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 08:34 UTC 版)
そうりゅう型潜水艦(そうりゅうがたせんすいかん、英語: Sōryū-class submarine)は、海上自衛隊の通常動力型潜水艦の艦級。13中期防に基づく平成16年度予算より、海上自衛隊初の非大気依存推進(AIP)潜水艦の艦級として建造を開始しており、10番艦まではスターリングエンジンによるAIPシステムを搭載している[1]。その後、11・12番艦ではスターリング式AIPを廃止する一方、世界で初めて機関の構成要素にリチウムイオン蓄電池を採用した潜水艦級となった[1][2]。
注釈
出典
- ^ a b “世界初のリチウムイオン電池搭載の新潜水艦「おうりゅう」が海上自衛隊に引き渡し”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “潜水艦「おうりゅう」引き渡し 世界初、リチウムイオン電池搭載 三菱重工神戸”. 神戸新聞. (2020年3月5日)
- ^ a b c 阿部 2006.
- ^ 中名生 2006.
- ^ 多田 2003.
- ^ a b c d e 幸島 2009, pp. 92–99.
- ^ a b 幸島 2009, pp. 84–91.
- ^ a b 小林 2009.
- ^ a b 湯浅鉄二「潜水艦設計における苦労話」『近畿中部防衛局主催第28回防衛セミナー「関西の防衛産業」』、2015年7月8日、10-15頁
- ^ Prezelin 1990, p. 490.
- ^ 海人社 2012.
- ^ 幸島 2012.
- ^ a b 道満 2020.
- ^ “世界初のリチウムイオン電池システムを搭載した潜水艦の実現”. 防衛基盤整備協会. 2021年10月21日閲覧。
- ^ a b 小林 2014.
- ^ 防衛省 2007.
- ^ “平成26年度ライフサイクルコスト管理年次報告書”. 装備施設本部 (2015年3月30日). 2019年10月25日閲覧。
- ^ “日本初の潜水艦搭載リチウムイオン電池 2017年3月より量産開始”. GSユアサ (2017年2月21日). 2019年10月25日閲覧。
- ^ a b 矢野 2020.
- ^ 「《カラーで見る》世界の代表的潜水艦」『世界の艦船』第921集(2020年4月特大号)、海人社、4頁
- ^ 海上自衛官の海技従事者国家試験の受験資格について(通知) 海幕人第403号 別表第2「乗船履歴認定資料」、海上幕僚監部人事教育部長、2020年9月30日
- ^ @JMSDF_PAO (2020年3月5日). "3月5日、潜水艦「おうりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式が、三菱重工業株式会社神戸造船所において行われました". X(旧Twitter)より2020年9月29日閲覧。
- ^ 東郷 2009.
- ^ 23年度防衛費 重要施策を見る3 Archived 2011年7月7日, at the Wayback Machine.、朝雲新聞(ここでは6番艦とされているが7番艦の誤植である)
- ^ “通信途絶「想定せず」 潜水艦事故で山村海上幕僚長”. 時事ドットコム. 2021年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月22日閲覧。
- ^ 「敵の魚雷を妨害、最新鋭潜水艦は560億円 広島・呉基地に初入港 艦長「国の安全保障に貢献」」『産経新聞』産業経済新聞社、2017年3月29日。2022年4月22日閲覧。
- ^ a b “海上自衛隊の新潜水艦「とうりゅう」就役 そうりゅう型最終艦 横須賀に配備”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2021年3月24日閲覧。
- ^ 高橋浩祐 (2021年3月24日). “海上自衛隊の新潜水艦「とうりゅう」就役 そうりゅう型最終艦 横須賀に配備”. Yahoo!ニュース 2021年3月24日閲覧。
- ^ 平成26年度概算要求の概要 - 防衛省
- ^ 我が国の防衛と予算 平成27年度予算の概要 (pdf) 防衛省公式サイト
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月5日閲覧。
- ^ http://blog.livedoor.jp/jsdf_times/archives/1044310665.html[リンク切れ]
- ^ “潜水艦「とうりゅう」進水”. 川崎重工業プレスリリース (2019年11月6日). 2019年11月6日閲覧。
- ^ “海上自衛隊訓令第30号”. 海上自衛隊. 2014年1月18日閲覧。
- ^ Hamish Mcdonald (2012年7月9日). “Seventy years after deadly raid, Japanese submarines may partner Australian fleet” (英語). The Sydney Morning Herald (Nine Entertainment Co.) 2022年4月23日閲覧。
- ^ “日本と豪州、潜水艦技術で協力へ:中国の海洋活動にらみ”. NNA.ASIA. (2013年3月12日) 2013年3月14日閲覧。
- ^ “豪が潜水艦購入間近か―日本、戦後初の武器輸出”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2014年9月8日). オリジナルの2014年10月16日時点におけるアーカイブ。 2014年10月12日閲覧。
- ^ a b “豪潜水艦建造で日本の協力要請、優れた静穏性に関心”. Reuters. (2014年10月17日) 2014年10月20日閲覧。
- ^ “国産潜水艦技術を初の輸出、豪と協議開始へ”. 読売新聞. (2014年10月6日). オリジナルの2014年10月10日時点におけるアーカイブ。 2014年10月12日閲覧。
- ^ “豪州、次世代潜水艦入札プロセス開始 日独仏に参加求める”. 朝日新聞. (2015年3月25日) 2015-4-4 ]閲覧。
- ^ “豪潜水艦の共同開発、仏が受注 日本は落選”. AFPBB. (2016年4月26日) 2021年9月17日閲覧。
- ^ “仏DCNSによる豪潜水艦建造、両政府が正式契約”. ロイター. (2016年12月20日) 2017年3月2日閲覧。
- ^ Keane, Daniel (2018年12月13日). “Future submarines renamed 'Attack class' but concerns remain about project rollout”. ABC News 2021年10月30日閲覧。
- ^ “仏ナバル、豪潜水艦建造を中止 米英の原潜配備支援で(写真=AP)”. 日本経済新聞 (2021年9月16日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “日本の潜水艦に「高い関心」=飛行艇購入にはなお時間-印国防相”. 時事ドットコム. (2015年3月28日) 2015年3月29日閲覧。
- ^ “インドでの潜水艦受注競争から日本は撤退―中国メディア”. レコードチャイナ. (2017年10月31日) 2019年10月8日閲覧。
- ^ 478頁など
- ^ 132頁
- ^ 129頁など
- ^ 「海外の艦船切手から・・・」『世界の艦船』第919集(2020年3月号) 海人社 P.132
固有名詞の分類
- そうりゅう型潜水艦のページへのリンク