充電器とは? わかりやすく解説

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じゅうでん‐き【充電器】

読み方:じゅうでんき

蓄電池充電用器具。特に、交流電源から交流電圧充電用の直流電圧変える装置


充電器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/12 04:42 UTC 版)

充電器(じゅうでんき、: battery charger)は、二次電池充電するために使用する機器。

化学電池のうち、使用後に外部から電力を供給する事によって逆反応を起こし、使用する前の状態に復帰する事が可能なものを二次電池と呼び、この操作を二次電池の充電と呼び、その充電をするための装置のこと。

二次電池の種類ごとに異なった充電器がある。

その構造はさまざまで、単純な例では、たとえば自動車のバッテリー用の充電器は、基本的には変圧器整流器電流計だけで成り立っているものもある。リチウムイオン二次電池用の充電器は、商用電源から充電用の直流電力を作り出す電源装置と、電池の充電を制御する充電制御回路からなる。

自動車のバッテリー用

(四輪の)自動車のバッテリーは、12Vのタイプと、24Vのタイプがあるので、それぞれ適したものが販売されている。

古いオートバイでは6Vのバッテリーが使われていたことがあるので、6Vをスイッチで選択可能な充電器もある。

リチウムイオン二次電池用

使用前に取扱説明書を読む必要があり、自動的に充電を停止する回路がついているか、そうでないかを確認する必要がある。 リチウムイオン二次電池は、過充電に対するマージンが極端に少ないので、大手メーカーの電子機器類に付属する純正の充電器は、大抵は、充電制御回路がついているので自動で充電完了となる。なお、単品で(ホームセンターや、安物を並べて売っている雑貨屋などで)極端に安価で売っているものは充電制御回路がついていないものがあり、これは要注意であり、規定時間でコンセントから抜かないと火災の原因となる可能性がある。

リチウムイオン電池は(ほぼオーダーメイドのように設計されており)電子機器ごとにサイズ、形状が異なるので、基本的には電子機器に最初から付属する形になっていて、その充電器にはその電子機器の電池だけがはまり、他の電子機器の二次電池の充電には(はまらないので、基本的に)使えない。

単三や単四のニッケル水素電池用

単三型のニッケル水素蓄電池。SANYOのeneloop電池とeneloop充電器の組み合わせは、繊細な充電制御を行い動作が安定しており、放置しても長期間電圧が保たれる性能が飛びぬけて高く、消費者からもプロからも評価が高かった(現在はPanasonicブランドに移行したが、工場などはそのままに経営が変わっただけで内容は同じなので、eneloopと同様に高評価されている)。

それ以外のメーカーのものは、性能はまちまち。数値を明示した「充電器 比較徹底リポート」など類を熟読して調べないと、本当のところは性能が分からない。SANYO(現・Panasonic)以外では、制御の性能がかなり悪い充電器もある(しかも、結構な割合である)ので要注意。比較リポートで高評価のものだけ、例外的に、高評価してもよい、という状態。 性能の良いeneloopを購入したら、充電器もeneloop用(現・Panasonic)を選ぶのが順当であり、それ以外のメーカー製のものを選ぶとせっかくの高価なeneloop電池を傷めてしまうことになりかねない。つまり、「粗悪品を購入したくないが 時間をかけて充電器比較レポート類をじっくり読む気にもなれない」という人は、SANYO→Panasonicブランドを選ぶ、という一択になる。

なお、セリアなどにて販売されている100円の充電器は、充電制御回路無しであり、一定時間でコンセントから抜かないと火災の原因となる可能性がある。(なお、高価な充電制御回路つきの充電器は、安全のため、過放電や著しく不活性化した電池を「不良品」と自動判定し、全く充電してくれない場合がほとんどなので、そういった電池(高価な充電器ではかえって充電できなくなった電池)を再充電するために、こうした安物の充電制御回路無しの充電器が役立つことがある。)

ニッカド単三電池用

ニッケル・カドミウム蓄電池などを標準充電するものなどでは充電制御回路が無い場合もあり、このようなものでは充電の終了を、その経過時間などから人間が判断して充電動作を停止させる必要がある。

その他用

関連項目


充電器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 14:00 UTC 版)

パナソニック充電式ニッケル水素電池」の記事における「充電器」の解説

以下の充電器は電池ごとに異な特性合わせた充電制御を行うため、充電ニッケル水素電池充電式EVOLTA/EVOLTA e、eneloop三洋電機発売品を含む)いずれも充電可能である。また、乾電池異常な充電池自動検知し充電停止する乾電池充電防止機能備える。 USB入出力タイプUSB入出力タイプには充電器本体加えUSBコードUSB Aプラグ - USB micro-B型プラグ)が付属しており、USB A出力ポート備えたパソコンUSBコンセント直接差し込むか、市販USB出力ACアダプター接続しコンセント差し込んで充電するセンサーにより電池を充電器に装填した直後に1本ずつ電池の状態を判別制御してそれぞれの電池適した充電を行うセンシング充電機能(予備充電機能・クイック自動診断機能)や独立表示LED搭載している。 また、充電池への充電入力)に加え搭載されているUSB出力端子DC OUT 5V)からUSBケーブル用いモバイルバッテリーとしてスマートフォン充電出力)が可能なほか、LEDライト機能出力)も搭載している(モバイルバッテリーLEDライトとして使用する場合単3電池を4本装填する必要がある電池の状態を個別判別制御する個別制御機能により、モバイルバッテリーLEDライトとして使用する場合限り単3充電池のみだけでなく、単3乾電池のみや容量種類銘柄が違う単3電池混合して使用することも可能である)。 BQ-CC91 - 2020年令和2年12月発売単3形・単4形に使用可能な機種最大4本まで(単3形・単4形の混合も可)同時充電が可能。LEDライトは充電器本体内蔵しており、「MODEボタン長押し後、もう一度MODEボタンを押すことで点灯点灯の状態でもう一度MODEボタンを押すと消灯する本機種は電池セット品は無く、充電器単品のみの設定となる。 BQ-CC87L - 2019年令和元年7月発売単3形・単4形に使用可能な機種最大4本まで(単3形・単4形の混合も可)同時充電が可能。スタンダードモデル充電EVOLTAまたはeneloop)の単3形2本までなら約2.3時間急速充電に対応。センシング充電機能には充電池電池残量充電進行状況LED色の変化知らせ残量チェック機能充電池の買替の時期目安充電完了後のLEDの色の点滅知らせ買い替え目安診断機能電池1本ごとに電圧温度から満充電状態をいち早く検知することで充電時間消費電力ムダを省くスマートチャージ機能追加され独立表示LEDは赤・黄・緑の3色となる。LEDライト付属LEDライトアタッチメントを取り付けて使用する急速充電タイプ - 以下の製品電池付の充電器セットラインナップされていたが、生産終了により充電器単品のみの設定となった。BQ-CC85 - 2018年平成30年9月発売単3形・単4形に使用可能な機種最大4本まで(単3形・単4形の混合も可)同時充電が可能。過放電によってダメージ受けている状態を検知その際LEDスライドインジケーターは赤が2回点滅)し、微弱電流流して電池状態の改善を行う予備充電機能を搭載スタンダードモデル充電EVOLTAまたはeneloop)の単3形2本までの充電時間は約1.5時間で、2020年12月時点における現行機種パナソニック製充電器では最速となる。 BQ-CC23 - 単3形・単4形に使用可能な機種最大2本まで(単3形・単4形の混合も可)同時充電が可能。電池1本ごとに満充電いち早く検知することで充電時間消費電力の無駄を省く「スマートチャージ機能」と電池の状態を診断して1本ごとに最適な充電を行うクイック自動診断機能備える。また、1本ごとに充電状態把握できる独立表示LED搭載している。海外電源対応。 通常充電タイプBQ-CC83 - 単3形・単4形に使用可能な機種最大4本まで(単3形・単4形の混合も可)同時充電が可能。急速充電タイプのCC85同様に予備充電機能、乾電池充電防止機能、スマートチャージ機能クイック自動診断機能つぎ足し充電機能を搭載異なるのは、LEDスライドインジケーターが緑の単色のみで、乾電池充電防止機能作動している時は1回点滅予備充電機能が作動している時は2回点滅する従来電池セット品のみの設定だったが、2021年令和3年10月に充電器単品発売される予定である。 BQ-CC63 - 2017年平成29年1月発売単3形・単4形に使用可能な機種最大8本まで(サイズ異な品番混合も可)同時充電が可能。クイック自動診断機能備え独立充電表示LED搭載されている。海外電源対応。本機種は電池セット品は無く、充電器単品のみの設定となる。 BQ-CC25 - 単1形 - 単4形・6P形がすべて使用可能な機種最大4本まで(6P形は最大2本まで、異なサイズ混合して充電することも可能だが、異なサイズ充電池を同じ充電ボックス内で同時充電することは不可)。海外電源対応。本機種は電池付のセット品は無く、充電器単品のみの設定となる。 USB入力充電タイプBQ-CC61 - 2017年平成29年1月発売USBからの充電絞り込んだことでBQ-CC53に比べて小型・軽量化したUSB入力専用機種。最大4本まで(単3形・単4形の混合も可)同時充電が可能。充電表示LED搭載。充電器本体加えUSBコードUSB Aプラグ - USB micro-B型プラグ)が付属しており、パソコンなどに備わっているUSB A出力ポート直接差し込むか、別売りUSB出力ACアダプター接続してコンセントから充電するまた、必ず同じサイズを2本ずつ、2本充電時は左側または右側寄せて充電するよう指示されており、単3形・単4形を混合して充電する場合は、左側右側それぞれ同じサイズセットする必要がある(その為、充電表示LEDワイド仕様左右2つとなっている)。カラー白と黒(BQ-CC61-K)の2色展開だったが、黒が生産終了となり、白のみの設定となる。

※この「充電器」の解説は、「パナソニック充電式ニッケル水素電池」の解説の一部です。
「充電器」を含む「パナソニック充電式ニッケル水素電池」の記事については、「パナソニック充電式ニッケル水素電池」の概要を参照ください。

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充電器

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 05:57 UTC 版)

名詞

じゅうでんき

  1. 二次電池蓄電池又は蓄電装置)に、外部から電力供給し充電する機器

翻訳


「充電器」の例文・使い方・用例・文例

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