モジュール
モジュールとは、モジュールの意味
モジュールとは、建築用語としては設計上の基準となる基本寸法のことである。英語の module に由来する言葉であり、規格化された構成単位、それ自体独立した機能を持つもの、といった意味を持つ。IT用語としては、ひとまとまりの機能のことを指し示し、独立性の高い交換可能なものといった意味合いを含む。ソフトウェア、ハードウェア両面で用いられる概念である。ソフトウェア開発時のプログラムへの影響範囲を測る指標として、モジュール強度とモジュール結合度が用いられる。いずれもプログラム部品の性質を示す言葉であり、モジュールが一つの機能のみ提供することをモジュール強度が強いという。一方、各モジュール間で与える影響が小さいことをモジュール結合が弱いという。一般に、プログラムへの影響範囲を特定できることから、モジュール強度が高くモジュール結合が弱い設計が好まれる。
モジュールを用いた用語として、モジュール学習、モジュールレイアウトなどが挙げられる。モジュール学習は15分程度の短期学習を差し、帯学習と呼ばれることもある。モジュールレイアウトは、鉄道模型のレイアウトの一つであり、一定の規格に従って作成された鉄道模型ボードをモジュールと呼び、これを用いて作成されたレイアウトのことをいう。
モジュール【module】
1 建築物で、各部分を一定の大きさの倍数で統一するとき、その基準となる大きさ。日本建築における畳の寸法など。
2 歯車の歯の大きさを示す基準。歯車のピッチ円の直径をミリメートルで表し、それを歯数で割った値。
3 電気機器やコンピューター装置などの、構成要素の単位。独立の完成した機能をもち、交換や着脱が可能で、より大きなシステムに構成される。
4 工業製品で、規格化された交換可能な部品。「モジュール生産(=モジュールを組み立てて製品を作る生産方法)」
5 宇宙船の母船や宇宙ステーションの一部であるが、独立した機能を持ち、また、独立して活動できるようになっているユニット。
6 学習時間を小さく分割した時間の単位。1モジュールを10分から15分程度として、学習内容に合わせてモジュール数を変えて授業などを行う。これによって、計算問題や書き取り問題は短時間で集中して学習し、理科の実験や体育・美術などは時間をかけて学習するなど、授業時間の配分に合理性と自由度が生まれる。「モジュール授業」
モジュール
モジュール [module]
モジュール (HTTP) [module (HTTP)]
モジュール
モジュールとは、ハードウェアやソフトウェアにおける、ひとまとまりの機能・要素のことである。
モジュールは、ハードウェアにおいては、細かい部品を組み合わせて、ある機能を実現するひとまとまりの部品を指す場合に用いる。ソフトウェアにおいては、ある機能を実現するプログラムの塊を指す場合に用いる。
自動車の生産においてもモジュールを利用する方法が主であり、最後の組み立て工程でドアやシートなど各モジュールが組み合わさって1台の自動車が完成する。また、パソコンにおいて、主要部品は規格化されたモジュールで構成されている。このため、部品単位での交換が可能になる。ソフトウェアにおいてもモジュール単位で開発を進め、最後に各モジュールを結合してテストが行われる。この他、インターフェースにユーザーが自由にモジュールを組み込めるようなソフトウェアも登場している。
また、各モジュールは独立性が高い方が望ましい。他のモジュールに依存するモジュールでは、それ単体で機能をなさないからである。
モジュール
機械装置、システムを構成する部分で、機能ユニットとしてまとまった部分をいう場合と、規格化された寸法単位をいう場合がある。例えば自動車の車体のアンダーボディをモジュール化し、それに異なった車種のサイドパネルやルーフパネルなどを組み合わせることで、異なった車種を構成することができる。モジュール化することによって設計開発期間の短縮が可能となり、生産準備段階並びに生産工程での合理化をはかることができる。一方、歯車の場合は、歯車の歯の大きさを示す値で、ピッチ円直径(ピッチサークル:単位mm)を歯数で割ったものをいう。
モジュール module
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