たいようねつ‐はつでん〔タイヤウネツ‐〕【太陽熱発電】
太陽熱発電
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 04:56 UTC 版)
太陽熱発電(たいようねつはつでん)とは、太陽光を太陽炉で集光して、汽力発電やスターリングエンジンの熱源として利用する発電方法である。様々な発電方式が存在するものの、いずれも太陽のエネルギーを熱として利用しており、光電効果を利用している太陽光発電とは原理が全く異なる。
注釈
- ^ 参考までに、2019年現在において、大規模な太陽熱発電所が稼動しているのは、概ね北緯40度から南緯40度程度の間である。詳細はen:List of solar thermal power stationsなどで位置情報を確認のこと。
出典
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太陽熱発電
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 22:18 UTC 版)
「太陽熱発電」を参照 太陽熱発電は、集熱器を用いて太陽光を熱に変換し、熱せられた空気や蒸気を用いてタービンを回して発電する方式である。大規模になるほど、また直射日光が多い地域ほど効率よく発電できるため、日射量が多く、広い設置面積が取れる乾燥地域などで用いられる。鏡を用いて集光し、蒸気を発生させてタービンを回す、トラフ式やタワー式の太陽熱発電が実用化されている。また空気を大量に加熱して煙突状の構造内へと誘導し、上昇流でタービンを回して発電するソーラーアップドラフトタワーも開発が進められている。
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太陽熱発電(光 → 熱)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 01:41 UTC 版)
「再生可能エネルギー」の記事における「太陽熱発電(光 → 熱)」の解説
反射板等による集光により蒸気を発生させ、タービンを回して発電する汽力発電である。溶融塩等を用いた蓄熱により24時間発電可能。直射日光が多く、平均気温が高く、大面積の土地が確保できる条件に向く。条件が良ければ太陽光発電よりも安価。
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太陽熱発電
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 21:55 UTC 版)
詳細は「太陽熱発電」を参照 集光型太陽熱発電 (Concentrating Solar Power, CSP) は、反射鏡で集光した太陽光を集熱器で熱へと変換し、一般的にはその熱で生成した蒸気を用いてタービンを回して発電する技術で、国際エネルギー機関が地球温暖化抑制に重要な技術の一つに挙げている。CSPには、用いる集光・集熱技術によって、主に四種類の方式があり、そのうち「タワー型」と呼ばれる方式で、ヘリオスタットが集光・集熱に利用されている。 タワー型CSPは、多数のヘリオスタットを用いて、通常は集光塔の上部に置かれる集熱器に太陽の動きを追尾しながら集光・集熱し、その熱で蒸気を生成して発電する。タワー型CSPは、太陽光を利用した他の発電方式と比較して高い発電効率が期待され、技術開発が進めば潜在的な競争力は高いとみられている。課題としてはまず、ヘリオスタットが設備費に占める割合が4割から5割と大きいため、それをいかに削減できるかが挙げられる。また、ヘリオスタットの配列と運用の最適化、更に大型施設では、ヘリオスタットから集光塔までの距離が伸びて効率が低下するので、ヘリオスタットの配置範囲の最適化も、検証が必要な要素となる。 タワー型CSPは、数は多くないが既に商用展開されている。過去の導入実績は、スペインとアメリカに集中している。世界初の商用化発電施設は、スペイン・アンダルシア州に立地するプランタ・ソラール10で、2007年から商業運転が行われている。アメリカでは、ネバダ州プリム(英語版)近郊に面積3,500エーカー、総出力377メガワットという大型施設のアイヴァンパ太陽熱発電システム(英語版)も稼働している。
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