真空ポンプとは? わかりやすく解説

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しんくう‐ポンプ【真空ポンプ】

読み方:しんくうぽんぷ

容器内の気体吸い出してその真空度高め機械回転ポンプ拡散ポンプなど。


真空ポンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 17:05 UTC 版)

真空ポンプ(しんくうポンプ、バキュームポンプ、vacuum pump )とは、容器内から気体を排出し、真空を得るためのポンプである。1650年ドイツオットー・フォン・ゲーリケにより発明された。1台で超高真空から大気圧までをカバーするのは非常に困難なため、多くは粗引き用のポンプとメインの真空排気用のポンプを組み合わせて使うが、用途によって1台で済む場合は粗引きポンプ、メインポンプなどの呼び分けはしない。


  1. ^ Donald Routledge Hill, "Mechanical Engineering in the Medieval Near East", Scientific American, May 1991, pp. 64-69 (cf. Donald Routledge Hill, Mechanical Engineering)
  2. ^ Ahmad Y Hassan. “The Origin of the Suction Pump: Al-Jazari 1206 A.D.”. 2008年7月16日閲覧。
  3. ^ Donald Routledge Hill (1996), A History of Engineering in Classical and Medieval Times, Routledge, pp. 143 & 150-2
  4. ^ Salim Al-Hassani (23-25 October 2001). “The Machines of Al-Jazari and Taqi Al-Din”. 22nd Annual Conference on the History of Arabic Sciences. 2008年7月16日閲覧。
  5. ^ The World's Largest Barometer”. 2013年10月17日閲覧。(2008年4月17日時点のアーカイブ


「真空ポンプ」の続きの解説一覧

真空ポンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/21 16:00 UTC 版)

真空凍結乾燥装置」の記事における「真空ポンプ」の解説

真空凍結乾燥真空圧力低真空領域であるが大きな排気容量を必要とする場合が多いのと、排気される気体大量に水分含まれるためそれらを考慮した真空ポンプが使用される多くはメカニカルブースター、ロータリーポンプポンプドライポンプなどを組み合わせて使用している。 この項目は、工学・技術関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者求めています(Portal:技術産業)。

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真空ポンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 08:06 UTC 版)

分子線エピタキシー法」の記事における「真空ポンプ」の解説

チャンバー内部気体外部排出するための超高真空ポンプとしては、下記のようなものが用いられる油拡散ポンプ 特殊な合成油ポンプ内部超音速噴射し、周囲気体分子巻き込んで移動させるのである構造が簡単で機械的可動部無く大きな排気速度得られる反面、油の逆流によってチャンバー汚染するおそれがあり、液体窒素トラップなどと併用されることが多い。 クライオポンプ イオンポンプ ターボ分子ポンプ 多くの羽を有する回転翼固定翼積層し、回転翼高速駆動することで、飛び交う残留ガス分子移動確率片方向に偏らせるのである振動に弱い欠点がある。また、一般に水素等の軽い分子に対して排気速度著しく低下するポンプ背圧圧縮比によってポンプ自体到達真空度が決まる。 ソープションポンプ 残留ガス分子吸着剤低温バッフル用いて吸着するのである溜め込んだ分子加熱するなどで定期的に排出させるメカニカルブースターポンプ ゲッタリングポンプ チタンなどの化学的に活性金属蒸発させ、内壁蒸着する。そこに飛び込んできた分子金属反応して安定になるために真空度よくなる不活性ガス排気できないものの、活性ガスに対しては非常に大きな排気速度を持つ。また、完全にオイルフリーポンプである。 ゲッタリングポンプを除き、これら超高真空ポンプ通常、さらに油回転ポンプドライポンプなどの低真空ポンプ組み合わせて用いられる

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真空ポンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 05:53 UTC 版)

ディーゼルエンジン」の記事における「真空ポンプ」の解説

ディーゼルエンジンは、スロットルバルブ不要なことや吸気脈動大きいことなどで、ガソリンエンジン比較してインテークマニホールドでの負圧生成には適していない。そのため、真空倍力式のブレーキブースター用いディーゼル車では、Vベルトギヤ駆動する専用の真空ポンプと、負圧貯蔵タンク備えている。 このポンプ潤滑にはエンジンオイル兼用される。

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真空ポンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 17:44 UTC 版)

X線光電子分光」の記事における「真空ポンプ」の解説

XPSでは試料表面汚染を防ぐため、10^-7Pa以下の超高真空が必要となる。試料導入部ではターボ分子ポンプロータリーポンプ組み合わせる測定部ではオイル使わないイオンポンプチタンサブリメーションポンプなどを組み合わせる。他にも拡散ポンプクライオポンプ使われる

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真空ポンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/01 03:31 UTC 版)

オージェ電子分光」の記事における「真空ポンプ」の解説

AESでは試料表面汚染を防ぐため、10-10 Torr以下の超高真空が必要となる。試料導入部における大気排気にはターボ分子ポンプ用いられる分析室を超高真空維持するためにはイオンポンプチタンサブリメーションポンプ用いられる

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