他力とは? わかりやすく解説

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た‐りき【他力】

読み方:たりき

自分以外のものの力。他人助力。⇔自力

仏語衆生(しゅじょう)を悟りに導く仏・菩薩(ぼさつ)の力。仏・菩薩加護。特に、浄土門で、一切衆生救おう発願した阿弥陀仏の力。弥陀本願の力。⇔自力


他力

読み方:タリキ(tariki)

自分以外、とくに仏・菩薩の力によって悟り導かれること。


じりき・たりき 【自力・他力】

仏教用語自己の智慧能力などを自力といい、それ以外仏・菩薩慈悲などを他力という。自分だけで開悟ようとする教え自力門といい、自己凡夫自覚して仏・菩薩慈悲力を頼んで開悟ようとする教え他力門という。浄土教では自力門聖道門他力門浄土門ともいう。宗によっては他力門中に半自力絶対他力などを分別して徹底不徹底論ずるものもある。他力門は深い自己凝視の上開かれるのであるから、一般に他力を何もしないことのようにいうのは誤り。→ 聖道門浄土門 凡夫

他力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 05:42 UTC 版)

他力(たりき)




  1. ^ a b c 松村明・監修、小学館国語辞典編集部・編 『大辞泉』第二版下巻 小学館、2012年11月、p.2281
  2. ^ 『大辞泉』「他力」、『広辞苑』第五版、「他力」を参照。
  3. ^ 「ご本尊は?」 - よくある質問|本願寺派(西本願寺)-親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の活動紹介 "(…)苦悩の底に沈み、自ら抜けきることのできない者のために、阿弥陀仏の方から、その中に入りこみ苦悩の者を助けるという阿弥陀如来の究極的なお慈悲のはたらき(本願他力)(…)"


「他力」の続きの解説一覧

他力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:59 UTC 版)

浄土教」の記事における「他力」の解説

仏教経典集大成した大正新脩大蔵経では、他力本願の語は日本撰述の経解・論書にしか見られないのである[信頼性検証]。また、他力門自力門の語は中国撰述の経解・論書極めてまれに用いられるが、漢訳経典には表れない[信頼性検証]。 詳細は「他力」を参照

※この「他力」の解説は、「浄土教」の解説の一部です。
「他力」を含む「浄土教」の記事については、「浄土教」の概要を参照ください。

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他力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 09:36 UTC 版)

発音(?)

た↗りき

名詞

(たりき)

  1. 他人助力
  2. (仏教) 菩薩加護

対義語

派生語


「他力」の例文・使い方・用例・文例

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