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た【他】

[音](呉)(漢) [訓]ほか あだし

学習漢字3年

当面のものや自分以外の事柄。ほか。ほかの。「他国他日他社他人他方他力(たりき)/自他諸他排他利他

あるべき心と違う。「他意他心

名のり]おさ・ひと

難読他所(よそ)


た【他】

示されたもの以外のもの。ほか。「他は推して知るべし」「他チーム

自分以外の人。ほかの人他人。「他の迷惑を顧みない

ほかの場所。よそ。「住所を他に移す」


ほか【外/他】

その場所以外の所。よそ。他所。「どこか—を探す」「—へ行く」

それ以外の人や物事。「—の人に頼む」「—に方法がない」

(外)その範囲をこえた部分。「思いの—困難だ」「想像の—の出来事

(下に打消しの語を伴って助詞のように用いる)あるもの以外を否定する意を表す。「嫌ならやめる—ない」→よりか

おもて。世間外界

世にしたがへば、心、—の塵に奪はれて」〈徒然七五

[補説] 4は、係助詞または、副助詞として扱うこともある。

[下接句] 色は思案の外恋は思案の外沙汰(さた)の外・四百四病(しひゃくしびょう)の外


あだ【他・異】

〔名〕 (「あだ(徒)」と同源か) よそ。ほか。べつ。→あだし〔語素〕。

天正本節用集(1590)「他 アダ我事


た【他】

〔名〕

特定の事物場合と別であること。また、その事物、場合。ほか。べつ。

宇津保(970‐999頃)内侍督「其の日頃は〈略〉相撲の事をのみ、たの御心なく、日の近くなるままに、急ぎ日々参り給ふ」〔孟子恵王

特定の以外の人。ほかの人自分以外の人。また、自分親族以外の人。血縁のない人。別人他人。⇔自(じ)。

中院平家13C前)三「朝恩のたにことなるを忘れて、みだりがはしう君をなみし参らせさせ給はん事、神慮の程はかりがたし」〔白居易‐酬思黯戯贈詩〕

③ 外の事を思いめぐらす心。その事にそむき裏切るような気持あだしごころふたごころ二心(にしん)。〔詩経‐鄘風・舟〕

④ ほかのところ。また、ほかの家。よそ。他所。「居を他に移す」

昼夜重宝記(1690)神祇「父死去の後、母他(タ)へ嫁(か)して死去の時は、定式(でうしき)の服忌


あだし【他・異・徒・空】

語素

① (他・異) (古くは「あたし」とも) 名詞につけて、「ほかの、別の異なった」の意を表わす。「あだし国」「あだし事」「あだし人」など。

② (徒・空) 名詞につけて、「移りやすい、はかない」、また、浮気な、心の変わりやすい」の意を表わす。「あだし心」「あだし言葉」「あだし契り」「あだし情」など。

[語誌]「あだ」に、副助詞「し」がついた語、また、形容詞語尾「し」がついた語などといわれる。「あだ」と同じように使われるが、「あだ」の方が次の体言との熟合度が強い。


あだし【他・異・徒・空】

〔形シク

① (他・異) (古くは「あたし」とも) 異なっている。別のことである。

観智院本名義抄(1241)「他 アタシ ホカ

志濃夫廼舎歌集1868襁褓詞書大同類聚方のただ一部今も世にのこれるを大綱にとりて、なほあだしもろもろの書どもにつきていささかも此の道によしある事のあらんを取りひろひ」

② (徒・空) はかない変わりやすい。また、むなしい。実(じつ)がない。

御伽草子小男の草子室町)「言の葉の末もいとあはれなるさまを、あだしくなさん事は、誠に鬼畜木石異ならずと思ひ

歌謡松の葉(1703)三・加賀ぶし「あだしこの身を煙となさば」

[語誌](1)形容動詞語幹の「あだ(徒)」に、形容詞語尾「し」がついて生じた語。ただし、中世以前は、形容詞としての独立性希薄で、体言修飾するのが通例。→あだし〔語素〕。
(2)②の挙例の「御伽草子小男の草子」に至って形容詞認められる例が出現する。


ほか【外・他】

1 〔名〕

空間的平面的に、ある範囲区画限界などのそとがわ部分そとがわの場所。そと。

万葉(8C後)一七・三七七葦垣の保加(ホカ)にも君がより立たし恋ひけれこそば夢(いめ)に見えけれ」

② ある場所以外のところ。よそ。別の場所や方角

古今(905‐914)春上・六八「みる人もなき山里桜花ほかのちりなむ後ぞさかまし〈伊勢〉」

③ ある社会仲間機関など、限られた世界以外の世界。その外部世界。よそ。

(イ) 世間外界また、外部

源氏100114頃)東屋「されど、うちうちにこそ、かく思へ、ほかの音ぎきは、守の子とも思ひ分かず」

(ロ) 外国

浜松中納言(11C中)二「かくほかの世生まれたるひとと知られては」

(ハ) 仏教以外の教え。特に、儒教

中院平家13C前)二「うちには五かいをたもちて、慈悲をさきとし、ほかには五常をみだらず」

④ それ以外の物や事柄時間。別。

(イ) それ以外の事柄、人、物。別の物事や人。

書紀720大化年三月(北野本訓)「自余(これより)以外(ホカ)は恐らくは私に駈役(つかはむ)ことを」

(ロ) それ以外の時。別の機会

蜻蛉(974頃)下「廿七八日のほどに、土(つち)犯すとて、ほかなる夜しも、めづらしことありけるを」

(5) 外側か見た様子また、表面現われ様子外見。うわべ。表面

読本雨月物語(1776)菊花の約「氏綱は外(ホカ)勇にして内怯(をびへ)たる愚将なれば」

(6)形動程度事柄が、ある基準のそとにあること。また、そのさま。

(イ) 考えいたことと全く違うこと。

歌舞伎櫓太鼓鳴音吉原(1866)七幕「何ぼ思案の外(ほか)だといって、あんまりそれぢゃあ外(ホカ)すぎる」

(ロ) 道徳倫理などにはずれること。不道徳なこと。よこしまなこと。また、そのさま。

浮世草子好色一代女(1686)四「一切の娌子(よめこ)浮気になりて外(ホカ)なる心も是よりおこりぬ」

(ハ) 問題外なこと。とるに足りないこと。とんでもないこと。また、そのさま。

浮世草子椀久一世(1685)上「されども町の女風俗は外なり。色里のよき事見馴れてそれには何かつづくべし」

2 〔副助〕 ((一)から転じて) 体言活用語連体形格助詞などを受け、下に打消の語を伴う。肯定し得るものをそれだけ限り、それ以外を否定する。近世以後の語。しか。

浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「独りで笑ふほかまづ仕様が無い


作者徳田秋声

収載図書徳田秋声全集29小説拾遺2
出版社八木書店
刊行年月2002.7


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関連項目



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発音(?)

名詞

  1. ほか/別のもの、それを除くもの、それ以外のもの。

熟語


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