不正アクセス行為の禁止等に関する法律
平成11年法律128号。刑法の特別法として,不正アクセス行為を禁止するとともに,これについての罰則およびその再発防止のための都道府県公安委員会による援助措置等を定めることにより,電気通信回線を通じて行われる電子計算機に係る犯罪の防止およびアクセス制御機能により実現される電気通信に関する秩序の維持を図り,もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的として(不正アクセス1条)定められた。 これによって,何人も不正アクセス行為およびこれを助長する行為を禁じられ(不正アクセス3条,4条),また都道府県公安委員会は,不正アクセス行為をなされたコンピュータに係るアクセス管理者からの申出に対し,必要に応じて不正アクセス行為の再発を防止するための援助等を行うものとされている(不正アクセス6条)。
(注:この情報は2007年11月現在のものです)
不正アクセス禁止法
別名:不正アクセス行為の禁止等に関する法律
【英】Unauthorized Computer Access Law
不正アクセス禁止法とは、ネットワークを通じた各種の不正アクセス行為を禁じた日本の法律である。正式名は、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」である。2000年2月に施行された。
不正アクセス禁止法で規定されている「不正アクセス行為」には、ネットワークを通じて勝手に他人のIDやパスワードなどを無断で使用することや、セキュリティホールを攻撃してコンピュータに侵入することなどがある。これらを犯すと罰則が適用される。また、掲示板などを通じて他人のIDやパスワードを第三者に提供する行為なども、不正アクセス行為を助長する行為として、罰則の対象となる。
ネットワーク上のアクセス管理者についても、不正アクセス行為が行われにくい環境を整備して、防御措置を講ずるように努めるものと規定している。
参照リンク
不正アクセス行為の禁止等に関する法律の概要 - (警察庁)
不正アクセス行為の禁止等に関する法律
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 02:17 UTC 版)
不正アクセス行為の禁止等に関する法律(ふせいアクセスこういのきんしとうにかんするほうりつ、平成11年8月13日法律128号)は、インターネット等のコンピュータネットワーク等での通信において、不正アクセス行為(クラッキング)とその助長行為を規制する日本の法律。略称は不正アクセス禁止法など。
- ^ ITmediaニュース - 「不正アクセス」の司法判断とは ACCS裁判
- 1 不正アクセス行為の禁止等に関する法律とは
- 2 不正アクセス行為の禁止等に関する法律の概要
- 3 他人の識別符号を不正に保管する行為の禁止
- 4 脚注
固有名詞の分類
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