Winnyとは? わかりやすく解説

ウィニー【Winny】

読み方:うぃにー

日本開発されピアツーピア型のファイル交換ソフトの一。

[補説] 利用者匿名性が非常に高いため、違法なファイル交換使用されやすく、著作権侵害行為幇助(ほうじょ)したとして開発者逮捕されたという経緯があった。一審有罪であったが、平成21年200910月大阪高裁は、「ウィニーにはさまざまな用途があり、価値中立的なソフト」であるとして無罪判決出した平成23年201112月最高裁判所検察の上告を棄却し、無罪確定。ソフトの公開・提供が著作権侵害幇助にあたるのは、「そのソフトが具体的な侵害行為が行われることや、入手者の多く違法な用途利用する可能性が高いことを、提供者認識容認していた場合限られる」との基準示された。


Winny

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 09:41 UTC 版)

Winny(ウィニー)とは、2002年に開発されたPeer to Peer(P2P)技術を応用したファイル共有ソフト電子掲示板構築ソフト。




「Winny」の続きの解説一覧

Winny

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 08:04 UTC 版)

ファイル共有ソフト」の記事における「Winny」の解説

Winnyは2002年5月公開され日本製ファイル共有ソフトであり、匿名ファイル共有ソフト草分けでもある。WinMX利用者逮捕されたことで、違法な共有行っている利用者中心に動揺広がっていた時期であり、多く利用者匿名性を持つWinnyに乗り換えたといわれるACCS実態調査では、2003年に「利用したことがある」が22.8%だったものが、2004年には「最もよく利用する」が40.3%と急増する同年WinMXは57.6%)。その後減少傾向転じたが、前述WinMX公式サーバ閉鎖後2006年には「主に利用している」が33.3%とWinMX(24.5%)を初め超え国内最多となった条件に合うファイル片っ端から自動ダウンロードさせる地引呼ばれる利用方法初め提案したBBS機能持ち、その用途でも利用されていた。マルチバイト文字対応しているUnicodeには対応しておらず、またソースコード公開されておらずローカライズ困難な仕様だったため、海外ではほとんど普及していない。当時匿名性信頼されいたものの、2003年11月27日著作権の侵害理由利用者から逮捕者出たことで、Winnyの開発停止した翌年2004年5月10日著作権の侵害幇助理由開発者金子勇逮捕された。なお、金子2011年12月無罪確定となったものの、2013年7月死去している。 現在[いつ?]では解析進んでおり匿名性破られてきているが、Winnyは技術的なことも含め様々な点で特徴的であり注目集めた国内では初めての実用的なピュアP2Pネットワークソフトであったことも、その一つである。Winnyの影響受けたソフトウェアも多い。 現在はかなり衰退している。 ピュアP2Pモデル採用しているが、Gnutella等よりファイル検索機能効率化している。転送する時、ファイルそのまま転送するではなくキャッシュ呼ばれるデータ変換してから(あるいは変換しながら)転送行い必要に応じて復元するその際一定確率転送中継を行うことで匿名性の確保図ったBitTorrent同様にダウンロードしたキャッシュ自動的にアップロードされるが、キャッシュ原則Winnyが管理し利用者関与しない方針により、BitTorrent以上に徹底している。キャッシュ暗号化されているため、利用者自分ノード何を中継したか分からないようになっている。(実際に特定のツールで知る方法がある。)

※この「Winny」の解説は、「ファイル共有ソフト」の解説の一部です。
「Winny」を含む「ファイル共有ソフト」の記事については、「ファイル共有ソフト」の概要を参照ください。

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