清廉潔白
読み方:せいれんけっぱく
「清廉潔白」という表現は、たとえば後漢の思想家・王符の「潜夫論」などに見出せるが、特に故事成語というわけではなく、一般的な漢語表現と見なされている。ちなみに簡体字では「清廉洁白」と表記する。
「心に後ろ暗い部分がない」という意味では「青天白日」なども類義語として挙げられる。「青天白日」は、よく晴れ渡った天気、転じて、全く疚しさのない心を意味する語。
「清廉潔白な人」を特に指す語としては「聖人君子」がある。
清廉潔白とは、清廉潔白の意味
清廉潔白(せいれんけっぱく)とは、心が清く、正しく、後ろめたいことがないさま、を意味する表現。邪(よこしま)な気持ちがなく、私利私欲にまみれるようなこともない、ということ。清廉で潔白であること。清廉潔白の語の由来・語源
清廉潔白の「清廉」は、心に私欲がなく清らかなさまを意味する語であり、「潔白」は、心に汚れた部分がなく、後ろめたいこともないさまを意味する語。「清廉」と「潔白」はそれぞれ単独で用いられることも多い。さらに「清」「廉」「潔」「白」の字はそれぞれ「心が清い」という字義がある。「清廉潔白」という表現は、たとえば後漢の思想家・王符の「潜夫論」などに見出せるが、特に故事成語というわけではなく、一般的な漢語表現と見なされている。ちなみに簡体字では「清廉洁白」と表記する。
清廉潔白の語の使い方(用法)、例文
- 清廉潔白なイメージは政治家にとって大事である
- 本当に清廉潔白な人など存在するものか
- あくまでも清廉潔白に生きようと心に誓った
- 本件に関しては、私は清廉潔白である
- 清廉潔白な名君であれば国民から敬愛されない筈がない
清廉潔白の類語と使い分け方
清廉潔白の類義語としては、たとえば「品行方正」や「謹厳実直」などが挙げられる。品行方正は、行いや心の在り方が正しく立派であるさまを意味する語。「清廉潔白」は「清さ」に着眼した表現であり、「品行方正」は「正しさ」に重きを置いた表現といえる。 「謹厳実直」は「まじめ・正直・慎み深い」ことを意味する表現であり、これも清く正しい在りようを形容する語である。「心に後ろ暗い部分がない」という意味では「青天白日」なども類義語として挙げられる。「青天白日」は、よく晴れ渡った天気、転じて、全く疚しさのない心を意味する語。
「清廉潔白な人」を特に指す語としては「聖人君子」がある。
清廉潔白の英語
清廉潔白を英語で表現する場合、honest(実直な) や integrity(誠実な) 、innocent (潔白な)といった表現に訳されることが多い。absolute honesty (真っ正直な)のような言い方で表現することもできる。せいれん‐けっぱく【清廉潔白】
清廉潔白
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/31 13:13 UTC 版)
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