オタクとは?

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お‐たく【御宅】

【一】[名]

相手または第三者敬ってその家住居をいう語。「先生お宅にうかがう」

相手または第三者家庭敬っていう語。「お宅人数が多いからにぎやかでしょうね」

相手の夫を敬っていう語。「お宅はどちらへお勤めですの」

相手の属している会社団体などの敬称。「お宅景気どうですか」

ある事に過度熱中し、詳しい知識をもっていること。また、そのような人。「アニメお宅

[補説] 51980年代半ばから使われ始め言葉で、当初はやや軽視する言い方だった。仲間内相手に対して「おたく」と呼びかけたところからという。多く「オタク」と書き、また近年は「ヲタク」と書くこともある。

【二】[代]同等の、あまり親しくない相手を、軽い敬意込めていう語。「私よりお宅のほうが適任でしょう


おたく

(オタク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 06:44 UTC 版)

おたくオタクヲタク)とは、1970年代[1]日本で誕生した呼称でありポップカルチャー愛好者を指す。元来はアニメゲーム漫画などの、なかでも嗜好性の強い趣味玩具の愛好者の一部が二人称として「お宅」と呼び合っていたことを揶揄する意味から派生した術語で、バブル景気期に一般的に知られはじめた。その頃は「お宅族」、「オタッキー」、「オタッカー」と呼ばれた。明確な定義があるわけではなく、現在はより広い領域のファンを包括しており、その実態は一様ではない。




注釈

  1. ^ オタクとセクシュアリティを結びつけて捉えるのは、大塚英志前述の斎藤環の論と同様である[26]
  2. ^ 相手の自宅などを「御宅」と呼称する様式は日本全国に見られ、相手に対する一般敬称「御宅様」についても広く見られる。東京方言の「宅」は直接的には自分の夫を指し、「お宅の」は相手の夫を指す接頭語である[31]。私的な場面で用いる二人称敬称としての「お宅」は鈴木孝夫によれば一部のサラリーマン階級から始まったとされ、「あなた」でも「おまえ」「きみ」でもない、ヒエラルキー(身分・階級)に無関係な対称語を求めていた彼らの無意識の努力の現れではないかとする[32]
  3. ^ 文化庁のメディア芸術祭のことと思われる
  4. ^ 英,伊:dilettante、好事家。学者や専門家よりも気楽に素人として興味を持つ者。

出典

  1. ^ 東浩紀『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』講談社〈講談社現代新書〉、2008年11月20日、9ページ。ISBN 978-4061495753
  2. ^ a b 「蛭児神さんは友だちの千之ナイフさんと一緒に待ち合わせの喫茶店に現れた。/彼らは相手のことを『君は〜』とか『お前は〜』とか言うところを、『お宅は〜』と言っていたのが強く印象に残ったが、のちに漫画のロリコンは『オタク』と呼ばれるようになり、なるほどと納得したのでした。今では『オタク』は意味が広がって、漫画のロリコンに限らず、カメラオタクとか鉄道オタクとか、単にマニアという意味になってしまったように思う。僕と青山正明は、まだオタクという言葉がなかった頃にオタクの元祖に会ってしまったのでした」谷地淳平「ミニコミ誌の思い出 その15」2014年12月4日付
  3. ^ a b 「改めてページをめくってみればわかることだが、吾妻ひでおの八〇年代の作品に帽子にサングラス、白いコートというキャラクターが時に登場する。『おたく』が公然化する以前の、いわば『変質者』としての“プレおたく”のパブリックイメージをなぞったこの人物こそが蛭児神建である。そのようないでたちで実際に彼はコミケなどのイベントに現れた。彼が同人誌及び出版界における『ロリコンまんが』の起源にいかにコミットしたかは、今回、彼自身が語っているので繰り返さないが、そのような表現を公然化しようとする時、当然、人々から向けられるであろう視線を彼はそのようないでたちをあらかじめ自らまとうことで相応に自覚していた記憶がある。それは『コスプレ』と言ってしまうほどに軽くもなく、『パロディ』というには余りに捨て身で、かといって『自虐』や『露悪』と切り捨てるにはやはり厄介で、ぼくにしてもあまり直視したくない存在であった。しかし、そのことはあの奇異ないでたちが同時代の中でぎりぎりの批評になっていたことの証しである。中森明夫が『おたく』の語をもって外からコミケに集う人々をカリカチュアライズするより前に蛭児神建の異装は既におたく自身による『批評』としてあったことは事実として記しておくべきだろう。ぼくにとっても彼の異装は目を逸らさずにはおれないほどには充分に厄介なものだった」大塚英志特集・真説おたくの精神史──解題」『Comic新現実』Vol.4(角川書店 2005年4月 pp.76-77)
  4. ^ a b 宅八郎は、蛭児神建のスタイルをテレビに出られる程度に改変したものなので、宅八郎が考えて作ったキャラではなく、むしろ『あれをテレビに出られる程度に薄めて演じろ』みたな位置づけで出てきたものだよねえ」ぬまきちのツイート 2020年2月18日
  5. ^ 榎本秋 2009, p. 19.
  6. ^ 御宅」『デジタル大辞泉』小学館。2010年9月2日閲覧。
  7. ^ 「おたく」『広辞苑』岩波書店、第6版。
  8. ^ 岡田斗司夫 2008, p. 42.
  9. ^ 森川嘉一郎「おたくと漫画」『ユリイカ』第40巻第7号、青土社、2008年6月、 196-202頁、 ISSN 13425641NAID 40016131656
  10. ^ 「いまから30年前、私は、『東京おとなクラブ』という雑誌を作っていて、本の町こと神田神保町のはずれにあるビルのワンルームの部屋を借りていた。/当時は、『宝島』や『ポパイ』の元気があったし、『本の雑誌』や『広告批評』なんかも頑張っていた時代である。源喜堂でまとめ買いした『WET英語版』や『Whole Earth Catalog』(スティーブ・ジョブズスタンフォードでの講演の“Stay hungry,stay foolish”はこれからの引用なのですよ)を見ると、米国でも好きなように雑誌を作っている。新宿紀伊國屋書店や神保町の書泉ブックマートなど、全国の30くらいの書店が置いてくれた。そこで、もう少し真面目にやろうかなと思って、オフィスを借りたのだった。/ここの家賃を稼ぎだすために商業誌や自販機本のページ編集なんかをやることになった。その頃、ここによくいた数人の間でだけ使われていたのが『おたく』という言葉だった。それを、“東京おとなクラブ Jr.”という連載をやらせてもらっていた『漫画ブリッコ』に、中森明夫が“おたくの研究”というのを書いたのだ。/クラスターとしてのおたくというのは、この部屋から広がったんだよ」遠藤諭 (2013年5月16日). “おたく30周年、発祥の地をご案内しましょう”. 週刊アスキー. 角川アスキー総合研究所. 2020年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月25日閲覧。
  11. ^ 岡田斗司夫 2000, p12,「オタクの正体」.
  12. ^ 『おたく』の研究への反応と反論 『漫画ブリッコ』1983年9月号「新宿マイナークラブ」 - 漫画ブリッコの世界
  13. ^ 「考えてみれば、マンガファンとかコミケに限らずいるよね。アニメ映画の公開前日に並んで待つ奴、フルートレインを御自慢のカメラに収めようとして線路で轢き殺されそうになる奴、本棚にビシーッとSFマガジンのバックナンバーと早川の金背銀背のSFシリーズが並んでる奴とか、マイコンショップでたむろっている牛乳ビン底メガネの理系少年、アイドルタレントのサイン会に朝早くから行って場所を確保してる奴、有名進学塾に通って勉強取っちゃったら単にイワシ目の愚者になっちゃうおどおどした態度のボクちゃん、オーディオにかけちゃちょっとうるさいお兄さんとかね」中森明夫「僕が『おたく』の名付け親になった事情」別冊宝島104(1989年)
  14. ^ 岡田斗司夫 2008, p. 54.
  15. ^ 「マスメディアにおける“宅八郎のオタク像”のベースとも言える蛭子神建ママ〕とか、もう完全に世間の記憶から忘れ去られていたりして、宅八郎が古いオタク像のオリジナル呼ばわりされてたりしますよね」ぬまきちのツイート 2015年11月15日
  16. ^ 宅八郎自体はオタクではなくオタク系に強いフリーのライターだったのが、コミケなどで蛭児神建のやっていたスタイルをマスメディア向けにやわらかくして世間にいじられるための芸にしてテレビで活躍する芸人に転身しただけだったこともすっかり忘れ去られて久しいものとなりましたね」ぬまきちのツイート 2020年9月1日
  17. ^ 岡田斗司夫 2000, p. 353.
  18. ^ 斎藤環『戦闘美少女の精神分析』筑摩書房〈ちくま文庫〉、2006年5月、28ページ。ISBN 4-480-42216-1
  19. ^ 東浩紀『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』講談社〈講談社現代新書〉、2008年11月20日、8ページ。ISBN 978-4061495753。「『オタク』という言葉を知らない人はいないだろう。それはひとことで言えば、コミック、アニメ、ゲーム、パーソナル・コンピュータ、SF、特撮、フィギュアそのほか、互いに深く結び付いた一群のサブカルチャーに耽溺する人々の総称である。」
  20. ^ 岡田斗司夫 2000.
  21. ^ 岡田斗司夫 2008, pp. 57,62-65.
  22. ^ “オタクは遍在する――NRIが示す「5人のオタクたち」”. ITmediaニュース. (2005年10月6日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/06/news068.html 2010年10月2日閲覧。 
  23. ^ a b 榎本秋 2009, p. 32.
  24. ^ 岡田斗司夫 2008, p. 159.
  25. ^ 宮台真司「スピークス・ミヤダイ」『援交から天皇へ―COMMENTARIES:1995‐2002』朝日新聞社、2002年、347頁。ISBN 978-4022613929
  26. ^ 樫村愛子『ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか』光文社、2007年、221頁。ISBN 978-4334034153
  27. ^ 「スピークス・ミヤダイ」『援交から天皇へ―COMMENTARIES:1995‐2002』347-348頁。
  28. ^ 宮台真司 「「かわいい」の本質 成熟しないまま性に乗り出すことの肯定」『日本的想像力の未来~クール・ジャパノロジーの可能性』 日本放送出版協会、2010年、87-89頁。ISBN 978-4140911631
  29. ^ 大澤真幸 『不可能性の時代』 岩波書店、2008年、87頁。ISBN 978-4004311225
  30. ^ 『ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか』218-221頁。
  31. ^ 東京方言集 Archived 2010年11月5日, at the Wayback Machine.」三東のページ
  32. ^ 「ことばと社会」鈴木孝夫1975/01 中央公論新社
  33. ^ 大和真也のデビュー作「カッチン」、辻真先「宇宙戦艦富嶽殺人事件」、など
  34. ^ [1]
  35. ^ 『おたく』の研究 岡崎京子・桜沢エリカはなぜ『ブリッコ』でウケないのか 漫画ブリッコの世界(再録サイト)
  36. ^ 大塚英志東浩紀『リアルのゆくえ』株式会社講談社、2008年8月20日、5頁。ISBN 97840628795762017年6月11日閲覧。※発言は宮崎処刑の約半月後の2008年7月1日に行った東との対談の抜粋。
  37. ^ 「マニア消費者市場を新たに推計、04年は主要12分野で延べ172万人、4,110億円規模」野村総合研究所(2005年10月6日)
  38. ^ a b c d e f g h i j k 榎本秋 2009, pp. 50-66.
  39. ^ 東、『動物化するポストモダン』。13ページ。
  40. ^ 東浩紀「オタク現象と日本のポストモダニティ」『ユリイカ』第40巻第7号、青土社、2008年6月、 220-233頁、 ISSN 13425641NAID 40016131659
  41. ^ 団塊の世代とプレおたく世代とおたく第一世代竹熊健太郎
  42. ^ アキバ総研記事「「コスプレ暴走族(レディース)」が再び秋葉原に登場! その正体は…」 Archived 2009年3月8日, at the Wayback Machine.
  43. ^ 萌える仙台河北新報2005年11月3日
  44. ^ 丸井水戸店が来秋閉店へ→ アニメファン「アニメイトは?らしんばんは?」 テナントがどうなるか、ビル運営者に聞いてみた”. Jタウンネット. 2019年6月20日閲覧。
  45. ^ 立川/ 同人コミケ用語の基礎知識/ フロム中武/ 第一デパート” (日本語). 《ぱら☆あみ》的同人用語の基礎知識. 2009年10月8日閲覧。




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