ネアカとは? わかりやすく解説

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ね‐あか【根明】

読み方:ねあか

[名・形動ねっから性格明るいこと。また、そのさまや、そういう人。「—な(の)お調子者」⇔根暗(ねくら)。


ネクラ

(ネアカ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 17:39 UTC 版)

ネクラ(根暗)とは、性格の「根」が暗いこと、あるいは根が暗い人を指す俗語である[1]。対義語にネアカ(根明)、派生語にネクラ族[1]ネブクロ[2]がある。起源については複数の説があり定かではないが、タレントのタモリが1970年代後半から自身の出演番組で盛んに用い、人の性質を単純に二分化できる軽さもあって1982年の流行語となった[3][4]。ネクラの「根」とは、性根(しょうね)や根性(こんじょう)など、その人が持つ根本の精神性を指す言葉である[5]


  1. ^ a b c d e f 米川明彦 編『日本俗語大辞典 新装版』東京堂出版、2020年、472頁。ISBN 978-4-490-10917-7 
  2. ^ a b 榊原昭二『現代世相語辞典』柏書房、1984年、32頁。ISBN 4-7601-0253-1 
  3. ^ a b c 世相風俗観察会 1999、344頁
  4. ^ a b c 鷹橋信夫『昭和世相流行語辞典』旺文社、1986年、310-311頁。ISBN 4-01-070753-4 
  5. ^ 森田六郎『日本人の心がわかる日本語』アスク、2011年、130頁。ISBN 978-4-87217-786-2 
  6. ^ a b c 米川明彦『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』三省堂、2002年、239頁。ISBN 4-385-36066-9 
  7. ^ a b c 榊原昭二『昭和語 60年世相史』朝日新聞社〈朝日文庫〉、1986年、234頁。ISBN 4-02-260370-4 
  8. ^ a b 近藤 2015、185-186頁
  9. ^ 『タモリ学』連動企画 大タモリ年表#2”. Matogrosso. イースト・プレス. 2021年1月24日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g 小林 1982、102-103頁
  11. ^ 小林 1982、52-53頁
  12. ^ 坪内祐三福田和也 (2014年8月1日). “羊頭狗肉 のんだくれ時評65選”. 扶桑社. 2021年1月24日閲覧。
  13. ^ a b c 「特集・昭和語小辞典」『月刊言語』1985年1月号、大修館書店、206頁。 
  14. ^ a b 九十九一(1980年代)”. 早稲田大学 人物研究会 公式サイト. 2021年1月24日閲覧。
  15. ^ a b 近藤 2015、186-187頁
  16. ^ a b c d 筑紫哲也『若者たちの神々 part4 筑紫哲也対論集』朝日新聞社、1984年、15-16頁。ISBN 4-02-255388-X 
  17. ^ a b c d e 近藤 2015、187-188頁
  18. ^ a b c 小林信彦『現代〈死語〉ノート 2(1977〜1999)』岩波書店〈岩波新書〉、2000年、45-46頁。ISBN 4-00-430651-5 
  19. ^ 世相風俗観察会 1999、260頁
  20. ^ a b 小林 1982、20-21頁
  21. ^ a b c d 豊田 1994、230-232頁
  22. ^ a b c 井尻 1988、212-215頁
  23. ^ 豊田 1994、240頁
  24. ^ 箭内 1986、40-41頁
  25. ^ 豊田 1994、34-35頁
  26. ^ 加納芳正『なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか? 透明な暴力と向き合うために』日本図書センター、2011年、30-32頁。ISBN 978-4-284-30446-7 
  27. ^ a b c d 箭内 1986、146-147頁
  28. ^ 箭内 1986、42-43頁
  29. ^ a b 箭内 1986、64頁
  30. ^ 箭内 1986、142-143頁
  31. ^ a b 井尻 1988、27頁
  32. ^ a b 山崎哲「えかき歌 ネクラ」『朝日新聞』1988年10月5日付け朝刊 12版 18面。 
  33. ^ 米川明彦『俗語入門 俗語はおもしろい!』朝倉書店、2017年、68頁。ISBN 978-4-254-51053-9 
  34. ^ 自分の性格は根暗だと思う? 若者や甲信越地方は「陰キャ」続出の傾向も明らかに”. ニュースサイトしらべぇ. 株式会社NEWSY (2018年4月8日). 2020年12月26日閲覧。
  35. ^ a b 松本ミゾレ (2018年4月8日). “なぜ陰キャは陽キャのふりをしないのか 「無理してもいつかボロが出る」「リアルで記号的なキャラ付けが通用するわけない」”. キャリコネニュース. 株式会社グローバルウェイ. 2020年12月26日閲覧。
  36. ^ イマドキの若者がネットで使う「陰キャ・陽キャ」ってどういう意味?”. ねとらぼ. ITmedia (2017年5月21日). 2020年12月26日閲覧。


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