日本のキリスト教史とは?

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日本のキリスト教史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/22 14:00 UTC 版)

日本のキリスト教史(にほんのキリストきょうし)では、日本におけるキリスト教の歴史とその展開について述べる。日本の宗教全般については日本の宗教を、世界のキリスト教の歴史については、キリスト教の歴史を参照のこと。




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注釈

  1. ^ 日本キリスト教歴史大事典編集委員会『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年、ISBN 9784764240056、の「景教」の項目。広隆寺が何らかの役割を担っていた、といった記述もある。複数の文献が掲載されている。
  2. ^ 景教の日本への伝播によってイエス・キリストの誕生時の物語も日本にも伝わり、そのイメージを重ねる形で聖徳太子が馬小屋の前で生まれたとされ、その幼名が厩戸皇子となったとする説もいくつかの通俗本などで書かれているが、これに関しては証拠があるわけではなく、想像の域を出ない。
  3. ^ 日本のプロテスタントは1859年を日本宣教初年とし、プロテスタント宣教50周年、100周年、150周年を祝っているため、ベッテルハイムを巡って議論がある。
  4. ^ 1873年2月24日、政府は、明治6年太政官布告第68号(布告三十日間掲示及従来ノ高札面除却)により、従来の高札を撤去した。これにより、キリシタン禁制を定めた高札(五榜の掲示の第3札)は事実上廃止され、江戸時代初期以来つづけられてきたキリスト教に対する禁教政策に終止符が打たれた。
  5. ^ ジャン・マリー・コール (Jean-Marie Corre)
    1850年6月28日フランスのブリュターニュに生まれる。1875年パリ外国宣教会宣教師として来日、主として天草地方において伝道に従事した後、長崎の神学校に教師として配属された。その後、熊本に転じ苦難の中にハンセン病患者の救済に当たり収容施設である待労院を設立した。1911年2月9日熊本で死去。
  6. ^ モラヴィア兄弟団など未上陸の教派もある
  7. ^ ただし、エキュメニカル派リベラル派)と福音派聖書信仰)は福音主義についての解釈が異なる
  8. ^ 「日本の教会は、他の国々の教会の始まりとは異なって、人々の運動が起こらなかった。最初の指導者たちや教会員の多くは武士出身であり、金銭には潔白だったが、当時の特権的な知識階級だった。」
  9. ^ 試みに新信仰を告白したる当時の青年に就いてその境遇を調査せよ。植村正久は幕人の子に非ずや。彼は幕人の総てが受けたる戦敗者苦痛を受けたる者なり。本多庸一は津軽人の子に非ずや。維新の時に於ける津軽の位地とその苦心とを知る者は、誰れか彼らが得意ならざる境遇の人なるを疑う者あらんや。井深梶之助は会津人の子なり。彼は国破れて山河ありの逆境を経験したる者なり。押川方義は伊予松山の人の子なり。松山も亦佐幕党にして今や失意の境遇にあるものなり。」 「時代と戦わんとする新信仰を懐抱する青年が多く戦敗者のうちより出でたるは、共に自然の数なりきと言わざるべからず。総ての精神的革命の多くは時代の陰影より出づ」 "
  10. ^ 古屋安雄は日本のプロテスタントが知識階級、没落した士族階級中心であったことから、リベラル神学を受け入れてしまったのだと指摘する。
  11. ^ 1889年9月に大阪で行われた宣教師会議の時、他の宣教団の来日を必要とするという意見を述べたものが1名、また別に今後の時勢を見て他会へ来日要請することを考慮に入れるべきであるとするものが1名いたという。(ASMEP,Vol.573,Pierre-Marie Osouf à un pére,Tokio,17 août 1889.)
  12. ^ 平山要五郎(通称 牧民)
    1859年長崎県五島市岐宿町水ノ浦に生まれる。1889年2月10日に司祭に叙階された。五島列島では島田喜蔵に次いで2番目に叙階された司祭である。イエズス会の来日の実現に向けて働きかけたが、当時の長崎司教クーザンの強い反発を買い、破門に近い「聖職停止」の処分を受けた。1918年5月25日死去。
  13. ^ アルベール・アンリ・シャルル・ブルトン (Albert-Henri Charles Breton)
    1882年7月16日、フランスのサン-タングヴェールにて生まれた。アラスの神学校で神学を学んだのち、1901年パリ外国宣教会に入会した。1905年6月司祭に叙階、同年8月に日本派遣を命じられ函館に赴任した。翌年新潟、さらに1907年には青森県弘前に転任した。1908年、青森に赴任しフォーリー神父のもとで助任司祭を務めたが小児麻痺を発病し、治療のためにフランスに帰国した。アメリカ経由で日本に帰る途中、カルフォルニアの日本からの移民の実情を視察して帰任した。鎌倉七里ケ浜に土地を求め、聖テレジア療養所を設立、鎌倉教会および東京本郷教会の司祭を兼任した。1931年福岡司教に任ぜられ福岡に転じた。1940年引退。第二次世界大戦中も日本に留まったが一時スパイの疑いで憲兵隊に逮捕されたことが伝えられている。1954年8月11日、鎌倉において死去。
  14. ^ ジャン・ルイ・ルラーブ (Jean-Louis Relave)
    1857年12月17日フランス南部リヨン市郊外のセント・ジェルジス村で生まれた。パリ外国宣教会経営の神学校に学び、1885年司祭となった。直ちに宣教師として日本に派遣され、京都において伝道生活を送った後、宮津教会に転任し生涯を同地で過した。キリスト教布教のかたわら教育活動にも熱心で暁星女子高等学校を創立するなど女子教育に献身した。1940年、健康を害し1941年2月1日死去。
  15. ^ 日本基督教団と日本天主公教教団は、政府に求められて戦争協力を表明し、戦後になってこの事象を非難された時、教会と信徒を守るためには他に選択肢がなく、苦渋の決断であったと弁解した。
  16. ^ 終戦後、日本天主公教教団は廃止され、新たにカトリック中央協議会が組織された。
  17. ^ 1948年にカトリック教区連盟と改称、1953年8月24日にカトリック中央協議会となった。

出典

  1. ^ 平凡社編『世界大百科事典』第7巻、平凡社、502頁
  2. ^ 宗教年鑑”. 2012年2月3日閲覧。
  3. ^ CIA - The World Factbook”. 2012年2月3日閲覧。
  4. ^ “日本宣教リサーチ、最新の全国教勢調査報告発表 信者数は全体的に減少も一部教派で増加”. クリスチャントゥデイ. (2015年6月1日). http://www.christiantoday.co.jp/articles/16188/20150601/jmr-2014-report.htm 2015年6月5日閲覧。 
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  10. ^ 山口和夫「寛永のキリスト教禁制と朝廷・幕府」『近世日本政治史と朝廷』(吉川弘文館、2017年) ISBN 978-4-642-03480-7 P144
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  12. ^ 福島町史 第二巻 通説編 第四章第三節 福島と蝦夷地のキリシタン”. 北海道福島町. 2013年8月22日閲覧。
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  18. ^ 渡部敬直「日本プロテスタント宣教の開始は1859年or1846年?歴史検証が必要では」クリスチャン新聞 2009年11月29日号
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  20. ^ 安丸良夫・宮地正人編『日本近代思想大系5 宗教と国家』425ページ
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  29. ^ 『三谷種吉:日本で最初の音楽伝道者:ただ信ぜよ』榊原正人、三谷幸子、いのちのことば社
  30. ^ 「尾形守『日韓教会成長比較』p.96
  31. ^ 『日本キリスト教宣教史』中村敏 いのちのことば社 p.138
  32. ^ 山路愛山『基督教評論』岩波書店 p.24-25
  33. ^ 参考図書:ニコライ著/中村健之介中村喜和・安井亮平・長縄光男編訳『宣教師ニコライの日記抄』北海道大学出版会
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  35. ^ a b c d e f g h i j 中村敏『日本キリスト教宣教史』いのちのことば社
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  37. ^ a b 中村敏『日本における福音派の歴史』いのちのことば社
  38. ^ 『日本開国とプロテスタント宣教150年』第五回日本伝道会議 いのちのことば社
  39. ^ 『日本人による海外宣教の歩み』中村敏 関西ミッション・リサーチ・センター 日本福音同盟 いのちのことば社
  40. ^ 『朝鮮教化の急務』警醒社書店1913
  41. ^ OCA - Q&A - Greek Orthodox and Russian Orthodox - Orthodox Church in Americaのページ。(英語)
  42. ^ 長縄光男『ニコライ堂遺聞』237頁、成文社 2007年 ISBN 9784915730573
  43. ^ 『教会の戦争責任・戦後責任』いのちのことば社
  44. ^ 神戸市:KOBEの本棚 第22号
  45. ^ 聖書に約束されたイスラエル
  46. ^ ロシア正教会駐日ポドウォリエの歴史から
  47. ^ 『クリスチャンの和解と一致』地引網出版
  48. ^ 参考文献:牛丸康夫『日本正教史』日本ハリストス正教会教団 1978年
  49. ^ 『はばたく日本の福音派』
  50. ^ 『信徒の友』収録「日本の教会における保守的教派の台頭」鈴木崇巨
  51. ^ 『日本キリスト教宣教史』p.352
  52. ^ 南山宗教文化研究所 研究所報 第25号 2015年
  53. ^ 列福式公式記録集編纂委員会編、『ペトロ岐部司祭と187殉教者列福式 公式記録集』、カトリック中央協議会
  54. ^ エジンバラ100周年記念・世界宣教東京大会
  55. ^ リバイバル・ジャパン特集
  56. ^ クリスチャン新聞特集
  57. ^ カトリック新聞オンライン「旧日本軍に殺された司教、列福へ一歩前進」
  58. ^ 今度はカトリック新聞、捏造と闘おう






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