大覚醒とは? わかりやすく解説

大覚醒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 13:27 UTC 版)

大覚醒 (だいかくせい、: The Great Awakenings)とは、1730年代から繰り返された、英米の歴史における大きな信仰のリバイバルの期間を指している。またこれは、合衆国の信仰の周期的な循環と言われている。この用語は、米国のリバイバルを指すだけではなく、1550年代、宗教改革とその後の信仰復興を指しても使われる。

関連書籍

  • Alan Heimert; Religion and the American Mind: From the Great Awakening to the Revolution; Cambridge: Harvard University Press, 1966
  • Robert William Fogel; The Fourth Great Awakening & the Future of Egalitarianism; 2000, University of Chicago Press, ISBN 0226256626
  • Alan Heimert and Perry Miller ed.; The Great Awakening: Documents Illustrating the Crisis and Its Consequences; New York: Bobbs-Merrill, 1967
  • Frank Lambert; Inventing the Great Awakening Princeton: Princeton University Press, 1999.
  • Frank Lambert; Pedlar in Divinity: George Whitefield and the Transatlantic Revivals; Princeton: Princeton University Press, 1994
  • William G. McLoughlin's Revivals, Awakenings and Reform: An Essay on Religion and Social Change in America, 1607-1977 (1978)
  • Joseph Tracy, The Great Awakening: A History of the Revival of Religion in the Time of Edwards and Whitefield, 1997, Banner of Truth, ISBN 0851517129. This is a reprint of the original work published in 1842.
  • Harry Stout; The Divine Dramatist: George Whitefield and the Rise of Modern Evangelicalism;Grand Rapids, William B. Eerdmans, 1991

大覚醒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 20:53 UTC 版)

キリスト教の歴史」の記事における「大覚醒」の解説

詳細は「第一次大覚醒」、「第二次大覚醒」、および「第三次大覚醒」を参照 ニューイングランドでは、非国教諸派横断するかたちで、回心運動である大覚醒(Great Awakening)あるいは信仰復興Revival)が起こった1730年頃-1740年第一次大覚醒は、アメリカ植民地における、プロテスタント最初情熱的な大覚醒の波であり、伝統的な改革派敬虔礼拝、罪の個人的な深い自覚と、イエス・キリストによる贖い強調した歴史家のAhlstrom はそれを、「偉大な国際的なプロテスタントの大変革」、ドイツ敬虔主義イングランドメソジスト福音リバイバル一部としてとらえた。それは既存キリスト教会会員霊性リバイブさせた。また会衆派教会オランダ改革派教会ドイツ改革派教会バプテストメソジスト影響与えた。これにより、宗教体験最重要視し、聖書を神のことばとして受け取り啓蒙思想理性学問軽視する傾向が、キリスト教教派共通して見られた。しかし、大覚醒運動の指導者ジョナサン・エドワーズ神学軽視せず、知性領域でこの信仰体験擁護した敬虔主義神学的に17世紀プロテスタント正統主義と結びついた。個人宗教体験最重要視されたことから、プラグマティズム母体となるニューイングランド経験主義や、ウィリアム・ジェイムズの『宗教的経験諸相』に代表される宗教学誕生した。大覚醒がイギリス波及した結果メソジスト派生まれた。 また1800年代から第二次大覚醒起こりこれを契機としてメソジスト教会からホーリネス運動やフリーメソジスト教会誕生した長老派ではカンバーランド長老教会形成されたり、長老派から分離する形でディサイプルス教会結成されたりした。第二次大覚醒1800年-1830年代)は、第一次大覚醒より、教会の外の人に焦点をあて、個人的な深い救い経験強調しリバイバル・ミーティング開かれた1857年から始まった第三次大覚醒は、英語圏中心に世界中広まったことで特に最も知られている。合衆国中西部から南部では、野外テント集会で「聖霊のバプテスマ」や「神癒」の体験得ようとするキャンプミーティング数千ヶ所で開催され熱狂的な礼拝ゴスペルソング歌唱などが行われて、黒人教会霊性スピリチュアリティに対して決定的な影響与えた1904年には、異言を伴う聖霊のバプテスマ強調する信仰復興ロサンゼルス始まり北アメリカ急速に広まったのち、さらに、イギリス北欧諸国にも及んで新たにペンテコステ派誕生した。このペンテコステ派はウェスレアンとホーリネス運動ルーツをもっている。ペンテコステ派は、カリスマ運動受け継がれた。

※この「大覚醒」の解説は、「キリスト教の歴史」の解説の一部です。
「大覚醒」を含む「キリスト教の歴史」の記事については、「キリスト教の歴史」の概要を参照ください。

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