神癒とは? わかりやすく解説

しん‐ゆ【神癒】

読み方:しんゆ

信仰祈祷によって病気がなおること。


神癒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 22:45 UTC 版)

神癒(しんゆ、英語: Divine Healing)はホーリネス教会の中心教理の四重の福音の一つ。神の力により、按手、また祈りの中で病気が癒されること。ホーリネス系や聖霊派などでは今日でも、神の力により神癒が行われると信じられている。福音派にも神癒の信仰があり、日本福音連盟の『聖歌』の裏扉には神癒の根拠聖句が書かれてある[1]

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は「基本的真理に関する宣言」で「神癒は福音の不可欠要素である」と告白する。

聖書の箇所

聖句は出エジプト記15章26節「わたしは主、あなたをいやす者である。」、イザヤ書53章4節「まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。」、ヤコブ書5章15節「信仰による祈りは、病む人を回復させます。」[2]である。

マタイによる福音書イエス・キリストの癒しを、イザヤ書の預言の成就としている。「夕方になると、人々は悪霊につかれた者を大ぜい、みもとに連れて来た。そこで、イエスはみことばをもって霊どもを追い出し、また病気の人々をみなお直しになった。 これは、預言者イザヤを通して言われた事が成就するためであった。「彼が私たちのわずらいを身に引き受け、私たちの病を背負った。」(マタイ8:16-17[3]

神癒伝道者

三谷種吉[4]、ウィリアム・ブラナム、ゴードン・リンゼイ、A・A・アレン、オーラル・ロバーツ、T・L・オズボーン、キャサリン・クールマン、ジョン・ウィンバーらがいる。

サクラメントと認めるか

ヤコブ書を根拠の聖句としてサクラメントとする教会が存在する。プロテスタントにおいては礼典ではなく、聖公会においては聖奠ではないが聖奠的諸式として聖奠に準じた扱いとなる。

他方、カトリック教会では、ヤコブ書に基づき秘跡サクラメント)として病者の塗油がなされる。正教会においては病人への塗油と祈りを伴う聖傅機密があり、機密ミスティリオン)の一つとして数えられる。[5]

脚注

  1. ^ 水草修治『ニューエイジの罠』CLC出版
  2. ^ 新改訳聖書
  3. ^ 新改訳聖書
  4. ^ 『三谷種吉:日本で最初の音楽伝道者:ただ信ぜよ』いのちのことば社
  5. ^ 日本カトリック司教協議会『カトリック教会のカテキズムカトリック中央協議会

参考文献


神癒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 09:56 UTC 版)

ペンテコステ派」の記事における「神癒」の解説

詳細は「神癒」を参照 聖書にはイエス・キリスト死人生き返らせ、病を癒し記事がある。マタイ9章35節から福音宣教ヤコブ5章14節の病人に油を塗って祈るようにとの聖句から、罪の赦しと病の癒し結び付けられている。

※この「神癒」の解説は、「ペンテコステ派」の解説の一部です。
「神癒」を含む「ペンテコステ派」の記事については、「ペンテコステ派」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「神癒」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「神癒」の関連用語

神癒のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



神癒のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの神癒 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのペンテコステ派 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS