司牧とは? わかりやすく解説

し‐ぼく【司牧】

読み方:しぼく

民を養い治めること。また、その人地方長官の称。

ローマカトリック教会聖公会で、司祭教会管理し信徒指導すること。


しぼく 【司牧】

古代中国では人民統治すること、またはその人をいうが、キリスト教(とくにカトリック教会)では司祭信徒を導くことをいう。プロテスタントでは牧会という。→ 牧会

牧会

(司牧 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/27 10:06 UTC 版)

牧会(ぼっかい、英:pastoral care)とは、キリスト教の中で、プロテスタントおよび正教会[1]における、牧師司祭のミニストリー、人間の魂への配慮である。

医学心理学など世俗の用語としても使われ、英語からパストラルケアとも音写される。

カトリック教会[2]および聖公会[3]では司牧と呼ぶ。

プロテスタント

牧師のおもな役割は神のみことばの説教である。

キリスト教の神学では、実践神学牧会学(牧会神学、Pastoral Theology)に含まれる。ジャン・カルヴァンの神学においては、悔い改め、新生 (キリスト教)聖化と関わりがあった。改革派教会においては、恵みの手段であり、また訓練・戒規とも関わりがある。

ルーテル教会では教理。改革派では教会の訓練。敬虔主義では個人の魂の問題。医学・心理学では治療が重んじられる。

20世紀から牧会心理学(Pastoral psychology)の研究がなされるようになった。パストラルケア、スピリチュアルケアとして、神学から離れて用いられる場合もある。

使徒パウロが記した第一テモテ、第二テモテ、テトス書は牧会書簡と呼ばれる。

正教会

脚注

  1. ^ 著:ジョン・メイエンドルフ、発行:東京正教神学院同窓会『正教会の結婚観』52頁、62頁 1993年4月18日復活大祭発行
  2. ^ カトリック横浜教区 中信地区共同宣教司牧委員会[リンク切れ]
  3. ^ 日本聖公会 北関東教区 - 聖公会とは

参考文献

関連項目


司牧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 14:23 UTC 版)

和田幹男」の記事における「司牧」の解説

1972年4月英知大学文学部神学科講師となる。同年から1987年まで新共同訳聖書旧約聖書翻訳作業1974年英知大学文学部神学科助教授となる。1975年尼崎教会助任司祭1980年東京カトリック神学院モデラトール。1982年英知大学教授1995年岡山ノートルダム清心女子大学大学院嘱託講師2005年カトリック箕面教会主任司祭2013年カトリック関目教会主任司祭大阪梅田ブロック共同宣教チーム担当司祭) 『私たちにとって聖書とは何なのか』は、カトリック新聞連載されたもので、カトリック聖書霊感論の歴史辿っている。 2000年8月6日変容祝日教皇庁教理宣言『ドミヌス・イエズス-イエス・キリスト教会救い唯一性と普遍性について-』について、カトリック中央協議会世界教会協議会WCC)は抜粋し公開しておらず、WCC抜粋エキュメニズム強調しているが、エキュメニズム宣言中心的メッセージはないため、全文翻訳Web公開している。

※この「司牧」の解説は、「和田幹男」の解説の一部です。
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