せいようきぶん〔セイヤウキブン〕【西洋紀聞】
せいようきぶん 【西洋紀聞】
西洋紀聞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 07:00 UTC 版)
『西洋紀聞』(せいようきぶん)は、新井白石による西洋の研究書。キリスト教布教のために来日したイタリア人宣教師ジョバンニ・シドッチを、白石自ら切支丹屋敷へ赴き審問し、その内容をまとめたもの。
諸外国の歴史・地理・風俗やキリスト教の大意と、それに対する白石の批判などが記されている。1715年頃に完成したが鎖国下のため公にされず、秘かに写本によって伝えられたが、1807年以来広く流布されるようになり、鎖国下での世界認識に大いに役立った。
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