宮津市とは? わかりやすく解説

みやづ‐し【宮津市】

読み方:みやづし

宮津


宮津市

読み方:ミヤズシ(miyazushi)

所在 京都府

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

宮津市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 07:18 UTC 版)

みやづし 
宮津市
宮津市旗 宮津市章
日本
地方 近畿地方
都道府県 京都府
市町村コード 26205-6
法人番号 2000020262056
面積 172.69km2
(境界未定部分あり)
総人口 15,023[編集]
推計人口、2025年6月1日)
人口密度 87人/km2
隣接自治体 京丹後市舞鶴市福知山市与謝郡与謝野町伊根町
市の木 くろまつ
市の花 みつばつつじ
宮津市役所
市長 城﨑雅文
所在地 626-8501
京都府宮津市字柳繩手345-1
北緯35度32分08秒 東経135度11分44秒 / 北緯35.53556度 東経135.1955度 / 35.53556; 135.1955座標: 北緯35度32分08秒 東経135度11分44秒 / 北緯35.53556度 東経135.1955度 / 35.53556; 135.1955
市庁舎位置

外部リンク 公式ウェブサイト

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

宮津市(みやづし)は、京都府北部にある日本海に突き出た丹後半島の東南部(丹後地方)、若狭湾の西側に位置している[1]日本三景天橋立などで知られる観光都市である[1]。1954年(昭和29年)市制施行。

山間部から望む宮津市街中心部

概要

間に与謝郡与謝野町(旧岩滝町)を挟み、市域が南北に分かれている。この南北の飛び地を天橋立が繋いでいるが、自動車は天橋立を通行できないため、自動車で南北の飛び地間を移動するときは与謝野町を通過することになる。市の中心部は南部にあり、市街地が宮津湾に面している。天橋立の東側、栗田半島の西側の海が宮津湾、天橋立の西側が阿蘇海である。栗田半島にはリアス式海岸の入り組んだ地形が見られる。北部には世屋高原がある。

小説家の瀬尾まいこは宮津市内の中学校で教師をしていたことがある。『天国はまだ遠く』の映画版は宮津市内で撮影された。『男はつらいよ』シリーズ第29作は宮津市内で撮影された。『Y・O・U やまびこ音楽同好会』は宮津市内で撮影された。川井龍介の著書『大和コロニー フロリダに「日本」を残した男たち』(2015年、旬報社)は、宮津市出身でアメリカ合衆国フロリダ州デルレイビーチに移民した森上助次らの人生を描いたノンフィクション作品である。

道路では京都縦貫道京都市と結ばれ、山陰近畿自動車道兵庫県豊岡市および鳥取県鳥取市と結ばれる予定である。

2021年(令和3年)1月に実施された大学入学共通テストの地理に宮津市を題材とした問題が出題された[注釈 1][2][3]

地理

宮津市中心部周辺の空中写真。市街地北方に宮津湾天橋立が広がる。1975年撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

地形

山岳

河川

海域

その他

気候

日本海側気候であり、豪雪地帯に指定されている。

宮津(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 18.3
(64.9)
22.7
(72.9)
24.4
(75.9)
30.5
(86.9)
33.1
(91.6)
36.6
(97.9)
37.8
(100)
39.0
(102.2)
37.7
(99.9)
32.1
(89.8)
26.9
(80.4)
22.4
(72.3)
39.0
(102.2)
平均最高気温 °C°F 7.9
(46.2)
8.6
(47.5)
12.4
(54.3)
17.9
(64.2)
22.8
(73)
25.9
(78.6)
30.2
(86.4)
31.9
(89.4)
27.5
(81.5)
22.2
(72)
16.6
(61.9)
10.8
(51.4)
19.6
(67.3)
日平均気温 °C°F 4.1
(39.4)
4.3
(39.7)
7.4
(45.3)
12.5
(54.5)
17.4
(63.3)
21.2
(70.2)
25.5
(77.9)
26.8
(80.2)
22.7
(72.9)
17.1
(62.8)
11.8
(53.2)
6.6
(43.9)
14.8
(58.6)
平均最低気温 °C°F 0.9
(33.6)
0.6
(33.1)
2.7
(36.9)
7.2
(45)
12.4
(54.3)
17.3
(63.1)
22.0
(71.6)
22.9
(73.2)
19.0
(66.2)
13.1
(55.6)
7.7
(45.9)
3.1
(37.6)
10.8
(51.4)
最低気温記録 °C°F −6.3
(20.7)
−7.7
(18.1)
−5.2
(22.6)
−1.9
(28.6)
3.5
(38.3)
7.0
(44.6)
13.6
(56.5)
15.2
(59.4)
8.8
(47.8)
2.0
(35.6)
−1.7
(28.9)
−4.2
(24.4)
−7.7
(18.1)
降水量 mm (inch) 202.9
(7.988)
150.4
(5.921)
136.4
(5.37)
111.9
(4.406)
132.8
(5.228)
146.1
(5.752)
199.9
(7.87)
142.1
(5.594)
226.9
(8.933)
156.1
(6.146)
124.0
(4.882)
188.5
(7.421)
1,917.8
(75.504)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 20.9 16.9 15.2 11.7 10.3 11.3 12.2 9.2 11.9 11.5 14.3 18.9 164.2
平均月間日照時間 70.6 84.3 132.5 180.6 194.5 142.6 156.0 200.9 136.7 137.6 106.4 81.9 1,621.9
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[4]

地域

行政区画

市内は昭和の合併前の旧町村の区域が小中学校の校区とほぼ重なるため、これに基づき次のようないくつかの地区に分けられる。

宮津市日置地区の海岸。にしがきが経営する広大なリゾート施設マリントピアマリーナが海岸沿いに建ち並ぶ。
北部
南部
  • 吉津地区
  • 宮津地区
  • 上宮津地区
  • 栗田地区
  • 由良地区

市の中心部(宮津地区)の東側に栗田地区があり、さらに東の奈具海岸を超えると由良地区があり、舞鶴市につながる。宮津地区の南側が上宮津地区で、天橋立の西側、与謝野町に接する地域が吉津地区である。天橋立の北側(市の北部)には、海岸沿いには南から順に府中地区、日置地区、養老地区があり、日置地区の西側の山間部に世屋地区、養老地区の西側の山間部に日ヶ谷地区がある。養老地区・日ヶ谷地区は北の伊根町につながる。

なお、北部の府中地区と南部の吉津地区は、その間に挟まれた与謝野町の岩滝地区とともに、橋立中学校の校区を構成している[5]

人口

平成22年の国勢調査の統計では前回の国勢調査からの人口増減をみると、7.25%減の19,953人であり、増減率は府下26市町村中22位、36行政区域中32位。

宮津市と全国の年齢別人口分布(2005年) 宮津市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 宮津市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
宮津市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 31,603人
1975年(昭和50年) 30,194人
1980年(昭和55年) 28,881人
1985年(昭和60年) 27,895人
1990年(平成2年) 26,450人
1995年(平成7年) 24,937人
2000年(平成12年) 23,276人
2005年(平成17年) 21,512人
2010年(平成22年) 19,948人
2015年(平成27年) 18,426人
2020年(令和2年) 16,758人
総務省統計局 国勢調査より

近畿2府4県の市としては人口が唯一2万人を割り込んでおり、最も人口が少ない。人口の減少が止まらず、全域が過疎地域に指定されている[6]

隣接自治体

京都府

歴史

中近世

室町時代
戦国時代
安土桃山時代

近現代

行政

市長

  • 市長:城﨑雅文 - 2018年7月2日就任。1期目。
歴代市長[8]
  • 徳田富治 - 1954年7月3日就任。1958年7月2日退任。
  • 矢野二郎 - 1958年7月3日就任。1984年7月9日退任。
  • 徳田敏夫 - 1984年8月5日就任。2006年6月23日退任。
  • 井上正嗣 - 2006年7月2日就任。2018年7月1日退任。
  • 城﨑雅文 - 2018年7月2日就任。

議会

衆議院

姉妹都市・提携都市

国内

提携都市
都市名 都道府県 地方名 提携年月日
廿日市市 広島県 中国地方 2014年(平成26年)7月20日 - 日本三景災害時相互応援協定
松島町 宮城県 宮城郡 東北地方 2014年(平成26年)7月20日 - 日本三景災害時相互応援協定[9]

国外

姉妹都市
都市名 国名 地域名 提携年月日
ネルソン市 ニュージーランド王国 ネルソン地方 1976年(昭和51年)5月7日
デルレイビーチ市 アメリカ合衆国 フロリダ州 1977年(昭和52年)9月19日
友好都市
都市名 国名 地域名 提携年月日
秦皇島市 中華人民共和国 河北省 1987年(昭和62年)7月6日

施設

宮津簡易裁判所
京都府宮津警察署
宮津郵便局
宮津市立図書館
みやづ歴史の館
宮津市立前尾記念文庫
宮津市民球場
宮津市民体育館
関西電力宮津エネルギー研究所

国や府の機関

警察

警察署
交番
駐在所
  • 栗田駐在所 - 宮津市上司
  • 吉津駐在所 - 宮津市須津
  • 府中駐在所 - 宮津市中野
  • 日置駐在所 - 宮津市日置
  • 由良駐在所 - 宮津市由良
  • 養老駐在所 - 宮津市岩ケ鼻

消防

本部
消防署
  • 宮津与謝消防署(宮津市字須津)
分署
  • 宮津分署(宮津市字魚屋)

医療・福祉

  • 宮津市保健センター

郵便局

郵便番号

2007年に変更された。

  • 宮津郵便局(626、629-2231、629-2232、629-2233、629-2234、629-2241、629-2242、629-2243、629-2244、629-2251)
  • 岩ヶ鼻郵便局(626-02)

文化施設

1967年には多目的ホールとして島崎公園に宮津会館が開館。1971年には宮津会館の南東に宮津市立図書館が開館し、1983年には宮津市立図書館の南に宮津市立前尾記念文庫が開館した。2000年には宮津会館の西にみやづ歴史の館が開館し、宮津会館と一体的に運用されている。2017年には宮津市立図書館がミップルに移転。

経済

宮津駅
日本冶金工業大江山製造所
宮津シーサイドマート ミップル

第一次産業

漁業

第二次産業

工業

主な工場

電気

才賀藤吉が1910年(明治43年)2月に事業許可を受け、6月に宮津電燈[11] を設立し発電所(瓦斯力、出力75kW)を建設。1911年(明治44年)1月に事業開始したが[12]、1912年(明治45年)7月に宮津電燈、丹波電気丹後電気三社合併し、両丹電気へ社名変更した[13]

第三次産業

商業

主な商業施設

拠点を置く主な企業

  • 京都北都信用金庫(ほくとしんきん)本店営業部(店番号 001)現存する信用金庫で三番目に古い歴史がある。
  • フクヤ本社
  • 京都銀行(京銀 きょうぎん)宮津支店(両丹銀行、宮津銀行、丹後商工銀行および丹後産業銀行の4行合併による丹和銀行創立時よりの流れを汲む)
  • 日本冶金工業大江山製造所(2003年、日本冶金工業の大江山製造所が分社化されYAKIN大江山となったが、2010年に再び日本冶金工業と統合された)
  • 金下建設株式会社(本社)
  • 株式会社三洋商事
  • グンゼ(登記上本社は綾部市)
  • さとう宮津店(宮津シーサイドマート ミップル)
  • 北近畿タンゴ鉄道株式会社(本社・運行本部。本社は京都市福知山市を経て2013年6月より)


教育

京都府立宮津天橋高等学校宮津学舎

高等学校

府立
私立

中学校

公立
市立

小学校

市立

幼稚園

市立
  • 宮津市立宮津幼稚園
  • 宮津市立栗田幼稚園
私立
  • 宮津暁星幼稚園

研究機関

交通

宮津駅
天橋立駅
宮津港

鉄道

市の中心となる駅:宮津駅

鉄道路線

京都丹後鉄道(丹鉄)

索道

丹後海陸交通

バス

一般路線バス

丹後海陸交通(丹海バス・本社・京都府与謝野町
  • 伊根線
  • 蒲入線
  • 経ヶ岬線
  • 与謝線
橋北移送サービス
養老・日ヶ谷・日置・世屋地区と、周辺の医療機関・店舗・基幹路線停留所等を結ぶデマンドタクシー。
利用登録済の地区住民のみ乗車可能。祝日・盆・年末年始を除く平日・土曜に運行。
丹後海陸交通日置世屋線の代替となっている。

高速バス

丹後地域と京都市大阪市を結ぶ昼行路線が運行されており当市を経由する。いずれも丹後海陸交通が運行するが、大阪線は阪急観光バスとの共同運行である。

太字は宮津市内の停車地。宮津市外の丹後地域の停車地は省略。

道路

高速道路

西日本高速道路(NEXCO西日本)

京都府道路公社

山陰近畿自動車道(宮津与謝道路):- 与謝天橋立IC -

国道

府道

主要地方道
一般府道

道の駅

航路

港湾

指定港
漁港

船舶

丹後海陸交通
平日は概ね30分間隔、土休日および8月上旬・中旬は20分-30分間隔で、9時から16時(冬期)18時(夏期)まで運航する。宮津桟橋発着は1往復のみ。

名所・旧跡・観光スポット

天橋立日本三景

2007年度には約267万人が訪れた[14]。宮津市は京都府において京都市宇治市に次いで3番目に観光入込客数の多い自治体である[14]。夏には多くの海水浴客で賑わう。

名所・旧跡

城郭
  • 日ケ谷城
  • 宮津城
  • 上宮津城
  • 宮津八幡山城(旧宮津城)
神社
寺院
  • 成相寺 - 成相寺。真言宗の寺院。木造地蔵菩薩坐像などが国の重要文化財
  • 智恩寺 - 文珠。臨済宗妙心寺派の寺院。「智恵の文珠さん」として知られる。多宝塔や木造文殊菩薩・脇侍などが国の重要文化財。
  • 金剛心院 - 日置。真言宗系単立寺院。後宇多天皇より下賜された本尊の厨子入木造愛染明王坐像(秘仏)は国の重要文化財。丹後最古の仏像とされる伝宝生如来も重要文化財。
  • 如意寺 - 山椒太夫伝説に縁のある寺。
  • 見性寺 - 小川。浄土宗の寺院。与謝蕪村が約3年間滞在した。
  • 如願寺 - 宮町。真言宗の寺院。宮津藩主の祈願所となった。
  • 妙立寺 - 中野。日蓮宗の寺院。厨子が国の重要文化財。
  • 禅海寺 - 日置。臨済宗妙心寺派の寺院。木造阿弥陀如来及両脇侍像三体と千手観音立像が国の重要文化財。
  • 妙円寺 - 日置。日蓮宗の寺院。八景園が京都府指定名勝。

観光スポット

文化・名物

宮津祭
藤織りの反物

祭事・催事

祭事
催事
精霊船という大きな灯籠を宮津港で燃やし、付近に小さな追っかけ灯籠を流す。

名産・特産

出身関連著名人

出身著名人

政治家

学者

実業家

芸術

その他


脚注

注釈

  1. ^ 地理Bの第5問に京都市に住む高校生のタロウが宮津市の地域調査を行ったという設定で天橋立や宮津市街地の城下町に関する問題、宮津市北部の山間部の集落に関する問題等が出題された[2][3]

出典

  1. ^ a b 宮津市SDGs未来都市計画 - 宮津市、2024年10月7日閲覧。
  2. ^ a b “大学共通テストに天橋立や丹後ちりめん出題 地理Aと地理B”. 京都新聞. (2021年1月16日). https://web.archive.org/web/20210116112811/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/472238 2021年1月17日閲覧。 
  3. ^ a b 2021年度 大学入学共通テスト 地理B”. 毎日新聞. 2021年1月17日閲覧。
  4. ^ 宮津 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2025年2月6日閲覧。
  5. ^ 橋立中学校は宮津市と与謝野町の設立による中学校組合立。
  6. ^ 過疎地域市町村等一覧(総務省)
  7. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十一』東京書籍、2017年3月30日、288.289頁。ISBN 978-4-487-74411-4 
  8. ^ 『京都大事典 府域編』淡交社、1994年、p.606
  9. ^ 松島町
  10. ^ ワーケーション中核拠点に 『前尾記念センター』開館 府内外9社がオフィス使用 宮津 毎日新聞、2022年5月8日
  11. ^ 『帝国銀行会社要録 : 附・職員録. 大正元年(初版)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 『電気事業要覧. 第〔5〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 『電気事業要覧. 第8回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  14. ^ a b 昭文社地図編集部『なるほど知図帳日本 2009』昭文社、2009年、ISBN 9784398200402
  15. ^ 文化遺産オンライン

関連項目

外部リンク


宮津市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/10 03:02 UTC 版)

丹後ちりめん回廊」の記事における「宮津市」の解説

宮津市では、丹後ちりめん先立つ織物産業のほか、丹後ちりめんで財を成した宮津城下のにぎわいをいまに伝え周辺の文化財登録された。 丹後紡織用具及び製品 ……「藤織り」「裂き織り」「麻布織り」「木綿織り」など、丹後地方では近年までちりめんのほかにも多様な織物生産されていた。当時用具類製品保存されており、国の重要有形民俗文化財指定されている。なかでも藤織りは、全国唯一、宮津市の上世屋地区にのみ技術残り丹後藤織り保存会等の活動によって伝承されており、1991年平成3年)には京都府無形民俗文化財指定されている。 旧三上家住宅 ……江戸時代酒造廻船・糸問屋等で財を成した豪商邸宅豪華絢爛座敷庭園特徴があり、宮津城下町面影残している。主屋など8棟の建造物国の重要文化財庭園府指定名勝それぞれ指定今林家住宅 ……江戸から明治期にかけての糸問屋ちりめん問屋で、白壁格子戸といった城下町商家の趣をいまに残す町屋建築のひとつ。国の登録有形文化財清輝楼(せいきろう) ……江戸時代創業旅館で、多く文人・墨客迎えた江戸時代には京都から多く絵師訪れ明治時代以降では菊池寛吉川英治などの文人宿泊したとされる建物は国の登録有形文化財2018年現在営業六本館(ちゃろくほんかん) ……江戸時代創業旅館で、ちりめん商人なども多く宿泊した丹後ちりめん栄えた宮津のまちを象徴する建物みなされている。建物は国の登録有形文化財2018年現在営業新浜町家 ……新浜(しんはま)地区宮津藩城下町花街があった場所。千本格子町屋残り当時風情残している。 民謡宮津節」 ……上記花街唄われ御座敷唄発祥とされる民謡原曲江戸で流行したそうじゃおまへんか節」とされる江戸時代商業港湾栄えた宮津訪れた人々見たであろう天橋立智恩寺など近隣の名所唄われている。 宮津おどり ……民謡宮津節」、「宮津盆踊り松阪」、「あいやえおどり」の3曲を組み合わせた民俗踊り昭和30年頃に、大阪で《煙草音頭》が発表された際に参加した宮津芸妓酒井とし子が、これらの曲をまとめて発表したことがはじまりとされる毎年8月15日市民総おどり大会開催される天橋立 ……中世には小倉百人一首和歌にも詠まれ雪舟描いたほか、古来より多く文人墨客貴族訪れた丹後地方代表する景勝地日本三景のひとつ。約2.5キロメートル松並木のなかに、明治天皇大正天皇皇太子時代植樹し御手植えなど、多く記念物が残る。国の特別名勝。「宮津天橋立文化的景観」の名称で国の重要文化的景観として選定智恩寺 ……文殊菩薩本尊とする、日本三大文殊のひとつ。国の重要文化的景観宮津天橋立文化的景観」の構成要素智恵の餅 ……民謡宮津節」にも唄われ江戸時代以来名物餅。当地伝承によれば西暦1320年代文殊菩薩深く信仰する老婆が、夢で文殊菩薩製法教わったという餡餅売っていたところ、その餅をいつも食べていた幼子大人をしのぐ知恵者になったことが由来とされる智恩寺門前四軒茶屋販売成相寺 ……民謡宮津節」にも唄われ観音霊場で、中世『梁塵秘抄』や『今昔物語』にも登場する西国三十三所地のひとつ。旧境内は国の史跡。国の重要文化的景観宮津天橋立文化的景観」の構成要素籠神社このじんじゃ) ……天照大神豊受大神が、この地から伊勢神宮移され故事から、「元伊勢」と称される本殿府指定有形文化財建造物)。国の重要文化的景観宮津天橋立文化的景観」の構成要素籠神社奥宮真名井神社ないじんじゃ) ……籠神社奥宮伝えられる神社神々祀る磐座いわくら)」がある。府指定有形文化財建造物)。国の重要文化的景観宮津天橋立文化的景観」の構成要素傘松公園 ……天橋立眺望スポットのひとつで、海抜130mの高台位置しケーブルカー登ることができる。小野小町始めたと伝わる「股のぞき発祥の地近く比較的近い角度で見ることができ、その景色天橋立が天に昇る龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれる旧三上家住宅 清輝楼 六本天橋立 智恵の餅 成相寺 籠神社

※この「宮津市」の解説は、「丹後ちりめん回廊」の解説の一部です。
「宮津市」を含む「丹後ちりめん回廊」の記事については、「丹後ちりめん回廊」の概要を参照ください。

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「宮津市」の例文・使い方・用例・文例

  • 宮津市という市
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