府指定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 08:54 UTC 版)
神谷神社本殿1781年(天明元年)建造。入母屋造で妻入、桁行2間、梁行2間、向拝1間、正面軒唐破風付、檜皮葺。四周に縁を設ける。入母屋造で妻入という構造は、出雲地方に多い大社造の系統とみられ、四周に縁をまわすのも大社造の特徴である。丹後半島では極めて珍しく、他例がまったくない建築の社殿である。軒は尾垂木付の三手先組物で華やぎをもたせ、連三斗を3段に組んで桁を受ける向拝柱上には丹後地方に特有の手法が用いられている。大工は久美浜町本町の谷口長兵衛ら8人、彫物師と金物師は京都の職人が担った。 神谷神社参考館(旧久美浜県庁舎御玄関棟)切妻造で、一部が入母屋造、桟瓦葺。1870年(明治3年)、21世紀現在は京丹後市立久美浜小学校となっている旧久美浜代官所跡地に建造された。大工棟梁は丹後国与佐郡大原村(現岩滝町)の高岡豊助義為。久美浜県解体後、一旦移築されて豊岡県庁として使用され、1923年(大正12年)に再びの移築で神谷神社境内に移され現在に至る。玄関周囲と左側3室続きの部分は、旧県庁舎の「御玄関棟」の外周部を一部除去したものとほぼ合致するが、内部の間仕切り位置は全面的に変更されている。
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