京都府指定歴史資料
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珍皇寺参詣曼荼羅 1幅 - 法量縦206.8×横176.3センチメートル、紙本著色掛幅装。京都府指定歴史資料(平成9年〈1997年〉3月14日指定)。珍皇寺最大の行事であり、広く民衆の信仰を集めた精霊迎えの様子を描く。図中には多数の人物が描かれるが、参詣曼荼羅の通例である二人連れでの描写ではなく、個々に独立した人物として描かれる傾向があるだけでなく、人物像や人物像ごとの筆致の精粗の差が目立つといった特色がある。画風や女性人物の表現から桃山時代と推定され、南北朝時代以後に衰退し、中世後期以降の寺史が明らかではない本寺の桃山時代の姿や祭礼の姿を描いている点で貴重な歴史資料である。
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