府指定文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 00:44 UTC 版)
金銅装笈 室町時代の金銅装の笈(修験者などが仏具や経典を背負うための箱)で、漆塗りの木製の箱に4脚を附した形状で、正面全面に仏像、鳥、動物、草木などの文様を蹴彫りした金銅板を貼ったもの。彫られた文様は精緻な図案表現で室町時代後期の特徴がみられ、京都府ではひじょうに珍しく保存状態のよい笈であり貴重とされる。内部は5段構造となっており、最も重要な3段目に茄子形の帖木で固定した観音扉を付けて中に仏像を安置した。寸法は、総高77.2センチメートル、幅56.2センチメートル、奥行27.2センチメートル。
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