旧加悦町役場庁舎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 15:35 UTC 版)
旧加悦町役場庁舎(きゅうかやちょうやくばちょうしゃ)は、京都府与謝郡与謝野町加悦のちりめん街道(加悦重要伝統的建造物群保存地区)内にある歴史的建造物。1997年(平成9年)3月14日、京都府指定有形文化財に指定された[1]。1927年(昭和2年)3月に発生した北丹後地震により倒壊した加悦町役場庁舎が、1929年(昭和4年)に建て替えられたものである。震災からの復興の記念碑的建築とされ、当時の最新の技法を用いた近代建築史上貴重な遺構といわれている[2]。老朽化により、2002年(平成14年)以降は1階部分しか使えない状況[3][4] であったが、2019年(令和元年)8月から、2020年(令和2年)3月にかけ、令和の大修理(後述)が行われ、2階部分が1階部分とともに復原された[5][6][7]。日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財の一つである[8]。
- ^ a b c “京都府指定登録等文化財その2”. 京都府教育庁指導部文化財保護課. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 加悦町史編纂委員会 2007, p. 696.
- ^ a b c 与謝野町 2021, p. 2.
- ^ a b “広報よさの 2019年8月号” (PDF). 与謝野町. pp. 10-11. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b c d 与謝野町 2021, p. 39.
- ^ a b “広報よさの 2020年4月号” (PDF). 与謝野町. pp. 6-7. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b “広報よさの 2020年5月号” (PDF). 与謝野町. p. 17. 2023年4月6日閲覧。
- ^ “300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊 詳細” (PDF). 日本遺産ポータルサイト. 2023年4月6日閲覧。
- ^ 与謝野町 2021, p. 6.
- ^ a b c d e f “広報よさの 2019年7月号” (PDF). 与謝野町. pp. 2-3. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b 与謝野町 2021, p. 7.
- ^ a b c d e 与謝野町 2021, p. 8.
- ^ a b c d e f g h i “広報よさの 2019年9月号” (PDF). 与謝野町. pp. 4-5. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b c d 与謝野町 2021, p. 38.
- ^ a b c 与謝野町 2021, p. 16.
- ^ 与謝野町 2021, p. 25.
- ^ a b 与謝野町 2021, p. 26.
- ^ “広報よさの 2019年11月号” (PDF). 与謝野町. p. 9. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b c “広報よさの 2019年12月号” (PDF). 与謝野町. pp. 2-3. 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b 与謝野町 2021, p. 27.
- ^ 与謝野町 2021, p. 28.
- ^ a b c d e f g 与謝野町 2021, pp. 19–20.
- ^ a b c d e f g h i 与謝野町 2021, pp. 23–24.
- ^ 与謝野町 2021, p. 14.
- ^ “広報よさの 2021年1月号” (PDF). 与謝野町. pp. 4-5. 2023年4月6日閲覧。
- 1 旧加悦町役場庁舎とは
- 2 旧加悦町役場庁舎の概要
- 3 概要
- 4 令和の大修理
- 5 修理後の活用
- 6 外部リンク
旧加悦町役場庁舎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:11 UTC 版)
1927年(昭和2年)の丹後大震災により、加悦町役場庁舎が崩壊。仮庁舎で業務をしていたものの十分な機能を果たせていなかった。幾度の曲折を経て、当時の加悦町長であった第11代尾藤庄蔵により、新庁舎計画が進んだ。上棟の際の棟札によると、上棟は1929年(昭和4年)で同年3月1日に上棟祭が挙行されている。完成した庁舎は木造総2階建て寄棟造桟瓦葺。建築面積は256.8平方メートル。丹後大震災からの加悦地域の復興のシンボルとなっている。現在は保存活用されており、2020年(令和2年)にかけて、改修工事が行われている。京都府指定文化財。
※この「旧加悦町役場庁舎」の解説は、「ちりめん街道」の解説の一部です。
「旧加悦町役場庁舎」を含む「ちりめん街道」の記事については、「ちりめん街道」の概要を参照ください。
- 旧加悦町役場庁舎のページへのリンク