旧加治田駐在所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/15 08:33 UTC 版)
旧加治田駐在所(きゅうかじたちゅうざいしょ)は、岐阜県加茂郡にある明治時代の建築物。白漆喰の土蔵造りの和風建築に、アーチ窓や洋風建築を合わせた擬洋風建築と呼ばれる建物で、岐阜県下では最古の擬洋風建築である。
歴史
1873年(明治6年)に岐阜県内26の取締局が設置され、加治田に第23取締局が置かれた。警察機構変革に伴い、第23屯所、加治田分署、同交番所、同巡査派出所と改称され所轄署も変わったが、終戦まで村民の治安を守った。
1950年(昭和25年)、駐在所が他所へ移転した。その後、理髪店となるが、面影は失われなかった。
明治の大工が、見よう見まねで洋風デザインを取り入れ、文明開化の象徴の建築物である。
現在
老巧化建築物により、撤去されたが、洋風建築の一部(物・資料)は富加町郷土資料館や私物・私財にて保存されている。
参考文献
- 富加町史
関連項目
外部リンク
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