主な工事内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 11:04 UTC 版)
1階 保存修理腐朽や蟻害で損傷が激しい主に床下部分と北西角、車寄せの木部の修理した。 復原外側へ接する窓の上げ下げ窓を外側への両開き窓へ復原した。 耐震補強西側に鉄骨梁1本を新設、さらに柱4本を新設。新設柱部分に袖壁を新設。方丈の付く柱を、添え柱で両側から補強。内側の一部には乾式土壁パネルを新設した。 整備当初の設置ではない部分であった、受付カウンターを撤去した。撤去したカウンターの一にスロープを設置し安全確保のため、南北の階段には手すりを新設した。スロープを撤去し側溝を配置することで床下への雨水侵入防止と床下換気を図った。 2階 復原外側へ接する窓の上げ下げ窓を外側への両開き窓へ復原した。屋内の建具を旧状に復原した。古写真と現場に残されていた痕跡を根拠とし、旧議場の天井を格縁天井に復原した。旧議場の室内側の内壁を大津壁に復原した。当初の設置ではない部分であった北側控室の間切りを撤去した。 耐震補強内側の一部には乾式土壁パネルを新設した。 整備安全確保のための南北の階段への手すりを新設した。 屋外部 コーキング補修建具と壁面との隙間からの雨水侵入を防ぐ目的で、建具周辺を目地材で充填した。 屋外に接する窓の復原上げ下げ窓から外側への両開き窓に復原した。 正面玄関の車寄せの損傷部分の修理壁内部への雨水侵入が原因で損傷が著しかった。腐食により消失していた柱や梁などは新しいものに取り替えられ、外壁を復旧した。車寄せの瓦は一時撤去し、修理後に瓦を葺きなおした。ただし、大棟と追い止め瓦の再利用は出来ず、新しい瓦で葺き替えられた。 隅柱の損傷部分の修理隅の通し柱は、雨水浸込により腐朽が著しかったため、根継ぎにより修理し、外壁を復旧した。 スロープの撤去床下換気を妨げていたスロープ(2006年設置)は撤去し、外壁を修復した。 外壁のひび割れ修理ひび割れ(幅1ミリ以上)の部分に樹脂を注入した。 雨どいの修理経年により損傷した部分を取り替えた。 北西角の損傷部分の修理北西角はスロープや土間からの雨水浸込により、腐朽が著しかった。隅の通し柱は根継ぎにより修理され、周りの腐朽が著しい軸組部材は新しいものに取り替え、外壁を復旧した。 仮設鉄骨フレームの撤去車寄せの補強を目的として設けられていた、仮設の鉄骨フレームを撤去。補強の役割は根本が腐り、担えていなかった。
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