フランシスコ・ザビエルとは? わかりやすく解説

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フランシスコ‐ザビエル【Francisco Xavier】

読み方:ふらんしすこざびえる

ザビエル


フランシスコ・ザビエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 09:01 UTC 版)

フランシスコ・ザビエルスペイン語: Francisco de Xavier または Francisco de Jasso y Azpilicueta, 1506年4月7日 - 1552年12月3日[1])は、スペインナバラ王国生まれのカトリック教会司祭宣教師イエズス会の創設メンバーの1人。バスク人


注釈

  1. ^ 神戸市立博物館蔵のザビエル肖像(冒頭画像参照)には、「さんふらぬしすこさべりうすさからめんと(聖フランシスコ・ザビエルの秘跡)」と書かれている。名はロマンス語読みに近いが、姓はラテン語読みに近い。神戸市立博物館:名品撰(2013年2月16日時点のアーカイブ
  2. ^ 新井白石の『西洋紀聞』には、「むかし豊後国に、鬼怪ある家あり。ポルトガル人の来れるを、かしこに按置す。ポルトガル人、其壁上にクルスをかきしに、そのゝちは彼怪やみぬ。国司此事をきゝて、不思議の事におもへり。一年を経し後に、フランシスコシヤヒヱル来たりしかば、国司やがて、其法をうけしといふ。そのフランシスコシヤヒヱルといふは、ポルトカルの語也。ラテンの語に、フランシスクスサベィリウスといふ、これ也。」とある[3]
  3. ^ 過去の表記としては他に「ザビエー」等がある。例: 幸田成友著『聖フランシスコ・ザビエー小傳』(1941年刊)
  4. ^ 3人は、ゴアの聖信学院(Collegio de Santa Fé)で洗礼を受けた[5]
  5. ^ 宣教師の記録では、ザビエルが島津貴久に謁見した場所は「鹿児島から5、6レグアの地」とのみ述べられ、地名は明記されていない。一宇治城であったという説が有力だが、他に清水城(現・鹿児島市)という説もある。清水城(2007年9月4日時点のアーカイブ
  6. ^ 西洋時計がはじめて日本に輸入されたのは、1551年(天文19年)であり、山口を訪れたザビエルが大内義隆に三筒式小銃や楽器等とともに捧呈した時であるとされる[6]
  7. ^ 碑文の「鹿」は「」。「フランシスコ.ザビエ聖師滞麑記念」と刻まれている。

出典

  1. ^ St. Francis Xavier Christian missionary Encyclopædia Britannica
  2. ^ ハビエル城(ザビエル城)
  3. ^ 新井白石著、宮崎道生校訂『西洋紀聞』(新訂版)平凡社(東洋文庫)、1968年、72頁。
  4. ^ 『日本人の意識構造』講談社、1971年5月10日、211頁。 
  5. ^ ザビエル書簡1549年6月20日付、ポルトガル王ジョアン3世宛て
  6. ^ 坪内逍遥監修、西村真次著『江戸時代創始期』(1922年)巻頭(徳川家康保持の置時計)
  7. ^ 司馬遼太郎、『街道をゆく 南蛮のみち』〜ザビエルの右手〜など参照。
  8. ^ フランシスコ・ザビエルの遺体を公開、インド・ゴア”. AFPBB News (2014年11月23日). 2019年4月14日閲覧。
  9. ^ 450年前の宣教師の腕、公開”. バンクーバー新報 (2018年1月11日). 2019年4月14日閲覧。
  10. ^ 『聖フランシスコ・ザビエル全書簡 3』p96より
  11. ^ 「「無私の日本人」(磯田道史著 文藝春秋 2012)の中に、「日本人は素晴らしいと宝物を発見したかのように報告した戦国時代の宣教師がいた」とある。 1 その宣教師とは誰か。 2 その報告書があれば見たい。」(埼玉県立久喜図書館) - レファレンス協同データベース 2013年06月01日
  12. ^ ポンペ日本滞在見聞記 - 新異国叢書, 第 10 巻、雄松堂書店, 1887、緒言p4
  13. ^ 鈴木れいこ『日本に住むザビエル家の末裔 : ルイス・フォンテス神父の足跡』彩流社、2003年。 
  14. ^ 法王来崎を待つ<中> 「運命」感じる殉教の丘 : 日本に帰化したイエズス会司祭 泉類治さん」『長崎新聞』、2019年11月20日。
  15. ^ a b c 松田毅一『南蛮人の日本発見』中央公論社、1982年。 
  16. ^ 山口サビエル記念聖堂 山口カトリック教会
  17. ^ 鹿児島カテドラル・ザビエル教会
  18. ^ a b 聖堂の歴史 カトリック神田教会
  19. ^ 郡山ザベリオ学園
  20. ^ 会津若松ザベリオ学園
  21. ^ San Xavier del Bac Mission
  22. ^ 教会案内 カトリック関町教会
  23. ^ 【日出新聞】ザビエルの皮膚展示 - ウェイバックマシン(2009年12月5日アーカイブ分) 大分合同新聞、2009年12月2日
  24. ^ ゴアの聖堂と修道院
  25. ^ ザビエルと島津貴久との会見記念碑
  26. ^ 大分駅北口駅前広場の概要および南北駅前広場の貸出についてお知らせします 大分市
  27. ^ 【よみがえる実像十選(2)】「聖フランシスコ・ザヴィエル像」日本経済新聞朝刊2017年4月7日文化面
  28. ^ 神戸市立博物館の紹介ページ
  29. ^ 紙本著色聖母子十五玄義・聖体秘跡図 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2020年12月13日閲覧。
  30. ^ 「マリア十五玄義図」について - 京都大学総合博物館、2020年12月13日閲覧。
  31. ^ 聖フランシスコザベリヨに對する九日修行 ラゲ、1915年p1-8
  32. ^ Holy Men and Holy Women”. Churchofengland.org. 2022年6月1日閲覧。
  33. ^ Notable Lutheran Saints”. Resurrectionpeople.org. 2019年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月16日閲覧。
  34. ^ The Calendar” (英語). The Church of England. 2021年4月2日閲覧。
  35. ^ George Elison, Deus Destroyed, The Image of Christianity in Early Modern Japan, Harvard University Press, 1973, p. 208.
  36. ^ José Miguel Pinto dos Santos, THE “KURODA PLOT” AND THE LEGACY OF JESUIT SCIENTIFIC INFLUENCE IN SEVENTEENTH CENTURY JAPAN, Bulletin of Portuguese /Japanese Studies, 2005 june-december, número 10-11 Universidade Nova de Lisboa Lisboa, Portugal, p. 134


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フランシスコ・ザビエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:38 UTC 版)

BILLY BAT」の記事における「フランシスコ・ザビエル」の解説

裕福な貴族息子で「神童」と称される領内洞窟探検中にコウモリ壁画発見し啓示を受ける。バスク地方出身イエズス会の宣教師実在人物コウモリから啓示を受け、インドよりも更に東に赴く日本での宣教の後、明国にて病没

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フランシスコ・ザビエル

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四十七大戦」の記事における「フランシスコ・ザビエル」の解説

長崎さんと共に発動させる協力技。フランシスコ・ザビエルを喚び出し放つ光が愛媛さんの暴走癒した。右手には大分銘菓の「ざびえる」を、左手には大分地ビール「ドン・ザビエル」を持っている

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世界の宗教指導者 ヴィヴェーカーナンダ  シュリ・チンモイ  フランシスコ・ザビエル  サティヤ・サイ・ババ  シルディ・サイ・ババ

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