ニッコロ・ズッキとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニッコロ・ズッキの意味・解説 

ニッコロ・ズッキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 16:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ニッコロ・ズッキ

ニッコロ・ズッキ(Niccolò Zucchi、 1586年12月6日パルマ - 1670年5月21日ローマ)はイタリアイエズス会員であり、天文学者である。反射望遠鏡製作のパイオニアである。

パルマに生まれる。パルマで自然科学と神学を学ぶ。1602年イエズス会の会員となる。ローマ学院の数学と科学の教授となった。ヨハネス・ケプラーに会ったことにより天文学に興味を持ち、1616年最初の凹面鏡と接眼レンズからなる反射望遠鏡を製作した。反射望遠鏡をつかって、1630年に木星の縞模様を、1640年に火星の模様を観測した。1652年から出版された著書Optica philosophia experimentalis et ratione a fundamentis constitutaは後に望遠鏡を製作した、ジェームズ・グレゴリーアイザック・ニュートンに影響を与えた。

天文学以外の分野でも燐光の発光機構の分野で功績があった。アリストテレスの「自然は真空を嫌う」の立場にたち、同時代のトリチェリの真空の実験結果に否定的な立場をとった。

のズッキウス・クレーターはズッキの名を記念して命名された。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニッコロ・ズッキ」の関連用語

ニッコロ・ズッキのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニッコロ・ズッキのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニッコロ・ズッキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS